思考と気分と行動について

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思考と気分と行動の関係

 

認知行動療法は思考と行動を扱い、気分を改善させます。

今回はこの思考と気分と行動の関連についてです。

気分は【基本的な感情】

行動は【行動】

思考は【自動思考】

で説明してきましたので今回はお互いの関係についての説明です。

この3つはしっかり結びついていて、お互いに影響します。

そのため、意識しないとこの3つを分けることは出来ません。

まずは、この3つの見分け方から説明します。

 

思考と気分と行動の見分け方

 

自分の自動思考は捉えやすく、気分や感情は捉えにくいです。

人は常に自動思考を考えていることが多いです。

「また、信号が赤になったよ。」「前の車が遅いから止まることになった。」

「高そうな車だな。」「あんな高い車に乗ってろくなもんじゃない。」

これは例ですので、私を心の狭い人間だなと思わないでください。

この時に自分は怒っていることや、車の運転が荒いことには気づかないことが多いです。

一方、他人をみれば、怒って車の運転が荒くなっていることはすぐわかります。

そのためまず必要なことは自動思考から自分の感情を考えることです。

その時に役立つのは4つの感情です。

今の自動思考から、感情は悲しみ、不安、怒りのどれだろうと考えて見てください。

最後に自分のしている行動に当てはめて見ます。

こうして自分の思考、気分、行動の区別が出来ました。

 

区別が出来るとどうなるか

 

人間が変わるためのきっかけはアドバイスではないことが多いです。

もちろん批判でもありません。

しかし、先ほどの車の例などでは批判やアドバイスをすぐしたくなります。

「車にのると怒ってばっかりだね。」

「あまり怒っていると余計気分悪くなるよ。」

このような批判やアドバイスは効果があるときもありますが、逆効果なこともあります。

自分の思考と 気分と行動を区別すると言われると、区別してどうするんだと聞きたくもなります。

実際は変わるためのきっかけは現状の認識によることが多いです。

次の行動をどうするかはなくとも現状認識がされれば徐々に変わって行きます。

「自分は今また信号が赤になったよと怒って、運転が荒くなっているんだな。」

こう思いながら怒り続けることはなかなかできないことです。

思考、気分、行動の区別の仕方とその生かし方でした。

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