うつ病の時は真実と信念が悪巧みをする

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信念とは良いものであると思われがちです。
しかし、信念とは認知行動療法では真実としてしか捉えられない考えのことを指します。
真実はそうとしか考えられないようになると融通がきかなくなります。
少し疑うくらいの方が悪影響はないかもしれません。
うつ病のとき、どのように信念が働くのか、かいていきたいと思います。

信念がどのように悪巧みをするか。

一般的な信念といえば、自分で定めて持つものですが、これを意図的でなく持ってしまえば認知行動療法の意味での信念になります。
例としては「私は無能だ。」というものなどです。信念というのは表に出ずに働きます。
私は無能だという信念を持っている人は自分は無能だと言ってるわけではありません。
また、自分が無能だと考えているわけでもありません。
その程度であれば簡単に悪巧みなんて見破られてしまいます。
信念は基本的に自分でも認識されずに、黒幕のように働きます。
意識せずに無能だという証拠を集め、密かに活動します。
自分が無能だということを証明する事実を集めることで、能力があるという事実を無視するわけです。
その事実を自分で認識して、また信念が強化されます。

真実が偏って集められて嘘が出来る

事実の評価よりも都合のいい事実の選定の方が数倍も結論を捻じ曲げる力が強いです。
考えを述べられれば、反対する事は出来ますが、偏った事実から、間違った考えを読み取ってしまえば、今度はその間違った事実に対する反論を自分で考え始める事になります。
歴史や新聞でも同様ですが、こうである考えであれば疑うこともできますが、事実が並んでいると自分で特定の考えを持つようにしむけられることになります。
考え自体よりも、事実を客観的に集めたかどうかということの判断が必要です。
これはとても難しいことです。
悩んでいる時に事実について何度も考えるより、その事実の選び方が偏っていなかったか考えることをしてみてください。

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