リラックスでうつが治る?

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リラックス効果のあるグッズは次々と発売されます。
私もリラックス効果があると言われるとなんとなく手にとってしまうことがあります。
では、リラックス効果でうつ病が治るのでしょうか。
科学的な考えについて述べます。

リラクゼーションでうつが治るのか

「リラクゼーション」という言葉は世の中にあふれています。
リラックス効果のあるとされるものも様々です。
では、リラクゼーションでうつ病は治るのでしょうか。
そのためにはまずリラクゼーションとは何かを考えます。
香りや、足つぼ、瞑想などはリラクゼーションと言われます。
また、温泉などに行ってゆっくりすることもリラクゼーションということもあるでしょう。
ここでは、後者のような休養と考えられるものは省きます。
単刀直入に述べると、リラクゼーションでうつ病は治るという可能性は低いです。(Michelson,1986)
リラクゼーションがうつ病に効かないのではありません。
後者のような休養は効果があります。
リラクゼーションと休養は同じくらいの効果ということです。
人によっては何もしないと落ち着かない人もいるでしょう。
その時はリラクゼーションという形で休養を取ることは効果的なことです。
ここで述べているのは「うつの治療」に関してであって「疲労回復」ではありません。

認知行動療法におけるリラクゼーションの役割

ではリラクゼーションは無駄なことであるのか。
そんなことはありません。
リラクゼーションが有用なのはうつ病の治療ではなく、その他の治療の効果を補助することです。
不安や怒りが強すぎて自分の考えを見つめようなんて到底思えないとき、効果があります。
リラクゼーションによって一時的に感情を沈め、落ち着いて自分の考えに向き合うことができます。
ここで確認しておきたいことは、その後の認知行動療法などが不安を長期的に減らしていくのであって、リラクゼーションはうつ病の治療にしていては一時しのぎになってしまうということです。
繰り返し使ってしまうと、不安や怒りを抑えるのに必要不可欠になってしまいます。
言い方は悪いですがリラクゼーションに依存してしまいます。
これはうつ病でない人でも有効な考えです。
リラクゼーションがないとやっていけないと思うこと
リラクゼーションやることで満足してしまうと効果的ではありません。
リラクゼーションだけで終わらず、気持ちを切り替えるきっかけにしたり、
さあ、頑張ろうと行動を変えるきっかけにすることでリラックス効果は発揮されます。
医学的なリラクゼーション活用法でした。

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