あまのじゃくになることで症状を治す方法

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人間は一貫性をとるようにプログラムが組まれています。
そうすることで、意志の力が生まれます。
これが、自分にとって必要な方向であれば、強力ですが
何かのきっかけで間違った方向に行ってしまえば一貫性が仇となります。

逆説志向

あまのじゃくな治療法です。
症状に対してなんとか押さえようとする気持ちが悪化を招くことは説明したことがあります。
この「逆説指向」はさらに極端に
症状をわざと悪化させようとすればどうなるだろうか
という考えのもとに生まれた治療法です。
具体的に説明します。
人前で不安になって震える人がいたとします。
緊張して震える。
これを止めようとすればするほど意識は集中し、さらに震えます。
であれば逆に人前で不安になるように努力することを求められます。
気持ち的に不安になるだけでなく、震えてみたり、顔を赤くしてみたり。
睡眠の場合にも使われることがあります。
眠れなくて辛いのであれば、まずはなるべく起きていようとする。
睡眠時間をあえて短くしてみる。
などの方法がとられることがあります。

逆説指向が効果が出るメカニズム

この治療法を使い始めたと言われるのが
「夜と霧」で有名なヴィクトール・フランクルです。
ご存知の通り、ナチスの収容所でも、生きる意味を失わない人間の強さを書いた精神科医です。
効果の根拠として「ユーモア」があげられています。
ユーモアは人間の強さの源の一つです。
なぜユーモアが解決方法になるか。
その理由は「巻き込まれない強さ」でしょう。
その状況に巻き込まれないで客観的にいること、
収容所での人間の強さに結びつくところもあるのかもしれません。
もう一つは「否定的なモード」です。
心の悩みというのは、自分と結びついてもいるため、気軽に
「気にしないでいれば良いよ。」と言われてしまうと
まるで自分のことを軽くみられたように感じてしまいます。
そのため、様々な治療法も
「こんなことで治れば苦労はしない。」とどこかで思いながら取り組んでしまうことがあります。
また、「自分がこのようになったのは過去に虐待を受けたからだ」と信じる人もいます。
どちらの場合も一貫性をとるために「否定的なモード」になってしまいます。
この、自分のなかで一貫性をとろうとする態度は人間の意志に必要なことです。
しかし、これが悪循環に働くこともあります。
ここで、「あえて不安になる」という指示でこのパターンは崩れます。
不安になると言えば否定的なモードでなくなることになり
不安になれないと言って一貫性をとるために「否定的なモード」になれば結果的に不安が無くなってしまうということになります
この状態の矛盾を感じ「否定的なモード」に自分で気がつくことができます。
この方法は詐欺師が「私のことは絶対信じないでください」というなど間違った方向にも使われる方法ですので注意が必要です。
いつものようにでは、やってみてくださいといいたいことですが、今回は種明かしをしてしまっている訳なので効果は半減してしまうかもしれません。
しかし、あえて不安になるということを味わうことで気がつかなかった自分の一貫性が見えてくる場合があります。
一度試してみてください。

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One Response to “あまのじゃくになることで症状を治す方法”

  1. 偽善者は許さない より:

     はじめまして。
    逆説志向がパニックには効く、という話をネットで見てこのサイトにたどりつきました。

    素晴らしい逆転の発想ではあると思います。
    でも、私には実践できそうにないです。

    なぜなら、私は高校三年生のときに、同級生の女にパニック障害の発症のときのことを目の前で真似され、からかわれたからです。

    こいつのせいで、私は他の患者さんに比べて「症状が出たら人に指を指されて笑いものにされる」という思いがとても強く、
    とても外に出ることなどできないのです。

    逆説志向を実践する前に、まず私はこの女を×すか、高額な
    賠償金を請求しなければ無理だと思います。

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