科学で証明された認知行動療法
このページに来ていただいてありがとうございます。とつぜんですが
ピンクの牛のことを考えないでください。
他のことであれば何でも考えていただいて結構です。
どうですか?ピンクの牛について考えないでいられました?考えてしまった方に、その理由をお教えいたします。
思考はコントロールできる?
その理由は実は思考というのは、思っているよりもコントロールできないということです。
自分の思考は 自分で 考えている気がします。しかし、何も考えないでくださいといっても仙人でない限りは勝手に考えは出てきてしまいます。
似たようなことはうつや不安や不眠でもあります。これらの症状もコントロールしようとしても簡単にはいきませんでしたよね。
一時的に(気まぐれに)良くなることはあっても、もう完全に解消した!とはなかなかなりません。
症状と思考、この二つに共通することはどちらとも体の中のこと、です。どうやら、体の中のことはコントロールしようと思っても難しいようです。
コントロール以外の方法とは?
そう考えると絶望的な気持ちにもなります。しかし、だからあきらめなさい、と言っているわけでは決してありません。
言えることは体の中のことに関しては一生懸命コントロールしようとする方法がうまく行かない可能性があるというだけです。
気にしなければ良いとか、気をそらしましょうとか、そんなことで治れば苦労はしませんよね。さらに、気にしないようにする、気をそらす、というのも体の中をコントロールしようとしている点では同じといえます。
もう治らない、のではなく、別の方法の方が効果的かもしれないということです。むしろ、もっと頑張ってコントロールしなければならない、と思う方が気がめいりませんか?
その別の方法とは心の柔軟性を訓練すること!です。
一般的にいわれている考え方がかたい、柔らかいという発想の柔軟性とは違います。別の言い方をすると、思考や症状を無くすのではなく、余裕を作るというニュアンスに近いです。
こう考えれば良い、ということがある訳ではないんです。その意味では自転車の乗り方を練習するのに近いです。自転車も、こうやれば乗れる!という方法がある訳ではなく、すこしずつ練習していきますよね。
このサイトには心の柔軟性を高める方法がちりばめられています。是非参考にして心の柔軟性を高める訓練を続けていってください。遠い道のりに見えるかもしれませんが、コントロールするという方向から心の柔軟性を高める、という方向に進んでいけば着実に生活が充実していきます。
では参考になればうれしいです。よろしくお願いします。