今、ここを読んだあなたの思考の正体

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自動思考とは認知行動療法で最も重要な用語の一つです。
通常の思考は自分の意思で考えています。
それに対して、自動思考は感情を伴って「自動」的に出てきます。
感情のみ出てきて、思考していることに気がつかれないことも多いです。
ここまで読んでこられた方の思考を例にあげます。
この記事を読もうとしたとき、今読むのをやめてしまうとき、何が考えられているか

この記事を読んでいるあなたの思考

読もうとしたとき「ん?」とくらい考えてクリックした方が多いでしょう。
「これ読んでみよう。」と考えてからクリックした方は少ないと思います。
「ん?」の時は自動思考で、「これ読んでみよう。」は通常の思考です。
「ん?」の時はおそらく目で読んで(面白そうだな)という自動思考によって{ちょっといい気持ち}生じ、クリックします。
この過程は自分では何も気づかないため、「ん?」{ちょっと良い気持ち}<クリック>だけ表に出ます。
本当は「ん?」(面白そうだな){ちょっと良い気持ち}<クリック>です。
通常の思考であれば「ん?」「前に聞いたことがあるな詳しく知ってみたい。」<クリック>です。
ちょっと待ってください。
もしかして「は?」{すこし嫌な気持ち}<戻る>をしようとしませんでしたか?
これは正確には「は?」(意味がわからない){すこし嫌な気持ち}<戻る>となったことになります。
その場合は少し待って読み進めて下さい。自動思考に影響されて行動してしまうことは認知行動療法では勧められません。
もし、「は?」「この記事はわかりにくいから他のサイトで調べよう。」<戻る>ならば私の責任ですのでどうぞ戻ってください。

自動思考の特徴

このように自動思考とは気づかれずに感情のみ出ていることが多いです。
しかし、多くの場合は人間は自動思考で行動していますので影響は大です。
もちろん、すべての行動を通常の思考に変えるべきなわけではありません。
うつ病、不安の時はこの自動思考が次々と生じ、何をしても嫌な気分になりがちです。
自動思考に気づかなければ嫌な気分にされるがままです。
知っていただきたいことはこの自動思考はコントロールできるということです。
この自動思考にどう対応するかということが認知行動療法の重要な目的の一つです。
これからもいろいろな方法を書いて行きますのでよろしくお願いします。

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