パニック発作がパニック障害になる原因
パニック障害とパニック発作は違います。
パニック発作が何度も繰り返して、いつ起きるのかいつも不安になった時にパニック障害となります。
パニック発作とは
パニック発作が突然に生じて、いつ起こるのか不安に思ってしまう病気です。
ではそのパニック発作とは何なのか。
簡単にいえば急激にこみ上げてくる不安の発作です。
症状は数多くあります。
動悸、発汗、震え、息切れ、窒息
胸痛、嘔気、めまい、現実感消失、異常感覚、冷感や熱感
気が狂ってしまう恐怖、死への恐怖
と13個もあります。
これらは不安の時に誰でも起こる症状です。
これがゆっくり起きれば「不安」で10分以内に急激に起きれば「パニック発作」です。
パニック発作とパニック障害の違い
最初にも説明したとおり、パニック発作があればパニック障害のというわけではありません。
パニック発作は障害では50%ぐらいの人が起こすと言われます。
なので、パニック発作が起きたからと言って病気なのではと考える必要はありません。
しかし、パニック発作を何度も繰り返してしまうようになり、
パニック発作が起きないようにしようと、外に出なくなったりしてしまうと
パニック障害と呼ばれるようになります。
発作から障害になるきっかけ
この定義から不安障害に大切なことがわかってきます。
発作が起きることはもちろん辛いことです。
何とかして起こらないようにしようとするのが当然です。
しかし、実際は発作起こることは病気ではありません。
発作が起きると怖がりすぎてしまうことで、できないことが増えてしまうこと、
怖がっているうちに発作自体をさらに悪化させてしまうことが問題になります。
このメカニズムを理解することは認知行動療法をやるうえでも大事になってきます。