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今日は感情の性質について説明します。

感情にどのような特徴があるかについてです。

 

ボールを水に沈めること

 

今回の記事は

The Big Book of ACT Metaphors: A Practitioner’s Guide to Experiential Exercises and Metaphors in Acceptance and Commitment Therapy by Jill A. Stoddard, Niloofar Afari

を参考にしました。

英語ですが引用しておきます。

What if what you’re doing with these thoughts, memories, and feelings is like fighting with a ball in a pool?

何となく翻訳すると

あなたの辛い思考や記憶に対してやっている事が

プールにボールを沈めることと似ているとしたら?

という感じです。

 

ボールを水に沈めると

 

ボールを水に沈めようとするとどうなりますか?

もちろん浮いてきますよね。

 

浮いて来ないようにするためにはどうすれば良いでしょうか?

 

もっと深く沈めること?

もっと上手に沈めること?

 

何かの下に隠せば浮いてこない。

誰かに沈めておいてもらう。

 

確かにそうすればうまくいきそうです。

しかし、もし、すごく広いプールに自分一人だけだったらどうしますか?

 

感情とボールを沈めることの関係

 

ここまでボールを沈めることについて考えてきました。

この例と感情の関係は何なのでしょうか。

 

自分の思考というプールには自分一人

 

お気づきのように

このボールがあなたの感情だと考えてくださいということです。

 

また、このボールが浮かんでいるプールは

自分の思考であり、そこは無限に広く自分一人しかいません。

 

そのなかで感情のボールが出てくるたびに一生懸命

沈めようとしたらどうなるでしょうか?

 

強く沈めれば沈めるほど

深く沈めれば沈めるほど強く浮かんできます。

 

もっと上手にコントロールできるようになれば

感情が出てこなくなるはず。

 

そう考える事でどんどん

沈めるボールが増えてきませんか?

 

ボールを沈めないこと

 

ではボールを無くす方法はないのでしょうか?

感情はボールと違って壊すことは出来ません。

 

ボールを沈める方法はありません。

ボールを沈める方法は出来ませんが

ボールを沈め続けるという終わりのない仕事から解放される方法ならあります。

 

それはボールを沈めないことです。

 

ボールを沈めないことで仕事から解放されるかわりに

ボールは浮かんだままです。

 

しかし考えてみれば沈めようとしてもどうせボールは

浮かんでくるわけです。

 

辛い感情を沈めようとせず、

沈める仕事から解放される。

意識する事で新しい方法が見えてくるかもしれません。

 

本日は以上です。

 

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