人間がネガティブな感情を持つ理由。

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人は現在は社会的に暮らしていますが、脳の機能は野生の時に役立ったものを使っています。
脳のソフトはどんどんと書き換えることはできましたが、ハードはそのままです。従って、以前とは違う使い道で使われている機能が多くあります。その一つが感情です。


感情は野生では危険を伝えるアラームとして働きました。状況に対して 反応するだけだった生物が、行動をある程度選べるように進化しました。
しかし、危険な状況に対応するためには選ぶ前に行動する必要があります。この役割を果たしていたのが感情のもとになる感覚です。
これによって、行動を選ぶことと、いやな感じがしてすぐに行動することを両立させました。ネガティブな感情があるおかげで素早い行動とよく考えての行動を両立させることができます。
人間がポジティブな感情でいる時の方が幸せだったとしても、進化の上ではネガティブでいることが必要でした。
ネガティブな感情を種類わけして元々何が目的で現れるものだったか考えることで、身体からの信号を理解できます。
野生でなくなった今ではすぐに行動することより、考えて行動することの方が利益があります。感情に反応してしまうよりは、現状をどのように変えた方が自分のためになるかを知るシグナルとして使えば現在でも感情の機能を利用することができます。
次回はそれぞれの感情を種類わけして、それぞれがどのような意味と目的をもち、それを踏まえてどう行動すれば、感情を利用できるかについて説明します。

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