忙しすぎる仕事、嫌いな相手との関係には認知行動療法は効果がない?

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今回は日常的に臨床をやる上で気づいた

コラム法で自動思考を考えるのが適さない場合について書きます。

問題解決をした方が良いときの2例です。

 

 

忙し過ぎてストレスがかかっている時

 

問題解決が優先されるときを例をあげます。

一つは仕事やその他のことが忙しすぎること

ストレスとなっている時です。

 

コラム法は一見万能です。

仕事が忙しすぎるときでも

【コラム法】を使って、仕事を続けることが出来ます。

 

しかし、ストレスが多い状況であれば

体のアラームとしての疲労感などは何度も出されます。

 

コラム法の練習としては最適とも言えますが

問題が解決しない状態ではきりがありません。

 

まずは現在の状況を改善するための方法を探してみてください。

その結果、疲労感などが改善すれば、問題の解決が必要だったということです。

 

しかし、問題が解決しても悲しみや不安が消えないときがあります。

仕事が出来ないようであれば自分はダメ人間ではないか。

ストレスが無くなっても何度も考えてしまうようであれば

 

必要なことは【コラム法】などで自分の思考をコントロールすることです。

 

特定の人と接した時にのみ感情が現れる時

 

もう一つは不安や悲しみが生じるのが

特定の人のみが対象になるときです。

 

会社の上司と話した時に自信がなくなって悲しみの感情が出てしまう。

特定の近所の人に声をかけられるのが不安。

 

こちらも普段はあまり出てこない感情が出てくるので

コラム法の練習には最適です。

 

しかし、不安や悲しみや怒りが出るのが特定の人のみであるときは

その人との関係を考えていった方が解決は早いです。

 

この場合も同様で、特定の人から少し距離多くことができたあと

今度は他の人に対して同様の感情を持ってしまった場合

自分の思考をコントロールする方法が必要になってきます。

 

実際にやってみるという実験

 

では自分の場合はどちらなのだろう。

仕事が忙しい気もするけれど、

特定の人との関係の時に感情が出やすい気もするけれど、

 

悩んでいても答えは出ませんし

悩むと現状で頑張る方が良い、という回答を出してしまいがちです。

 

しかし、必要なことは少し問題を解決してみて、

どのような変化が起こるかを観察することです。

 

仕事を少し減らしてみる、特定の人と少し距離をおく

それによって感情が改善方向に働けば

状況を改善することを先にした方が良いです。

 

その中で少しコラム法などを練習出来れば

ある意味一石二鳥かもしれません。

 

今回は問題解決を優先させた方が良い時についてでした。

ちなみに問題解決も認知行動療法の一つであり、

忙しすぎる仕事、嫌いな相手との関係にも認知行動療法は効果があります。

 

 

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