うつ病の診断と精神科に行った方が良い時
うつ病なのかどうか
病院に行った方が良いのか悩まれる方へ
うつ病の診断
うつ病かどうか、判断に困る事は多いです。
ある程度の目安を説明します。
うつ病の診断は、落ち込みとテレビが見れるか
人間誰しも落ち込むことはあります。
普通の落ち込みとうつ病は違うものでしょうか
それともうつ病の人はあまえ?
があるから落ち込むとうつ病になってしまうのか。
診断基準で大切な項目が2つあります。
①気分の落ち込みが2週間続く
②興味の喪失が2週間続く
大事な部分は2週間と言うところです。
普通の人も落ち込むことはあります。
しかし、2週間もあれば少しの時間は楽しいこともあり
気分転換も出来るのではないでしょうか。
うつ病になってしまうと
落ち込むだけでなく、良い気分になりそうなことも反応できません。
その結果何があっても気持ちは動かない感じになってしまいます。
②の興味の喪失もある意味では同じ症状です。
落ち込んでいるだけではなく
気分が変わりそうなことに反応できない。
うつ病と正常の境目のひとつです。
落ち込んで精神科に行った方が良い理由
落ち込むだけでなく良い気分になれないことが
うつ病の原因の1つとお話ししました。
①②の診断基準を満たせば精神科に行った方が良いです。
その理由を2つお話しします。
薬の効果がある
私は精神療法に興味がある医師ですが
薬が非常に効果的であることも日々実感しています。
怖いと思われる方、依存などが気になる方は多いと思います。
実は抗うつ薬はそれ程副作用は多くはありません。
1ヶ月程度あれば非常に楽になります
特に①、②を満たす場合はそうです。
受診をした方が手っ取り早いことが多く
受診後はもう少し早く来ておけばよかったと思われる方は多いと思います。
普通の落ち込みを治す時とはやり方が違う
診断基準で説明してきたことと関係します。
普通の落ち込みの時はリラックスしたり
気分が晴れることをやったりして気分に刺激を与えれば
活気を取り戻します。
しかし、うつ病の時はその様なことをしても気分が反応しません。
逆に気晴らしをしても気分が変わらないことに落ち込んでしまったりします。
他の人が落ち込んだ時のアドバイスの多くは正常な落ち込みでは役に立ちますが
うつ病の時は親切心からのアドバイスがマイナスとなってしまうこともあります。
うつ病の時に必要な事はまずはただ休むこと。
うつ病で特に真面目なタイプの人は医師の診断書がなければ
1ヶ月休む事なんて出来ません。
診断書をもらって、休む必要性を決めてもらい休養を取ること、
これも病院に行った方が楽になる大きな理由です。
うつ病の時の受診の勧めでした。
治したい