産後うつの治療法、薬を飲んでも大丈夫?

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今回は産後うつ病の治療と薬についてです。

産後うつ病については以前説明しました。

 

 

産後うつ病について

 

まずは簡単に産後うつ病についての説明をします。

 

産後うつ病とは

 

産後うつ病とは産後と名前はついていますが

うつ病の診断基準をみたすうつ病です。

 

落ち込んだ症状、興味がなくなった、という症状が2週間以上続くのが大切です。

その他の診断基準として

食欲の低下、不眠、焦燥、つかれ、無価値感、集中力の低下、死にたい気持ち

があります。

 

最初の二つのどちらかとそれとあわせて5つを満たせば診断になります。

 

産後うつの期間

 

産後うつ病の期間は出産から12ヶ月です。

それ以上の期間であれば普通のうつ病と診断されます。

 

産後うつ病になる人の割合は

うつ病になる確率が5%程度に対して

生まれてから3ヶ月まで、6ヶ月から12ヶ月までは10%と倍の発生率ですが

3ヶ月から6ヶ月までは26%と5倍にもなり一番注意が必要な時期と考えられます。

 

産後うつ病の薬物治療

 

今回は治療の話なので治療を重点的に説明します。

 

産後うつ病の薬物療法

 

気になるのは、うつ病の薬を飲んでも大丈夫かと言うところだと思います。

この時に一番重要になるのは母乳を与えるか与えないかというところです。

 

もし母乳を与えないのであれば、

もちろん通常のうつ病の治療を行っていけば良いので

うつ病の基準を満たせば抗うつ薬を飲んだ方が良いです。

 

母親が不安定なことは子供に影響を与えますので

母乳を使わずに抗うつ薬を飲むという選択をすることもありです。

 

問題は母乳を与えたいときです。

 

大丈夫かどうか助けるためには実験が必要です。

しかし、自分の子供を犠牲にする実験なんてだれもしたくありません。

そのため、実験の数は限られており、絶対大丈夫ということは出来ません。

 

基本的には母乳の中に含まれる抗うつ薬の量は微量であることが多く

問題が無いことが多いとされています。

実際に母乳をあげながら抗うつ薬を飲んでる場合もあります。

 

抗うつ薬を飲む前に考える事

 

問題は何か子供に異常があった時です。

抗うつ薬を飲んでなくとも異常を起こす可能性はもちろんあります。

また、抗うつ薬が原因と証明する方法はありませんし

今までの結果からすると原因ではないと判断される可能性が高いでしょう。

 

そうなってしまったときの気持ちを想像して下さい。

もしかすると抗うつ薬を飲んでいなければこうならなかったかもしれない

と考える事は非常に辛いことです。

 

ここまで読んできて後悔しそうだなと思えば

授乳をやめるか抗うつ薬を飲まないことをお勧めします。

 

基本的には原因にはならないと分かっているのなら

抗うつ薬は関係無かったのかもな、と考えると思う。

 

そうすれば、授乳も出来るし、うつ病も良くなるし、その方が良いな。

と思えば飲んで授乳する方法をとることも出来ます。

 

絶対的な正解はなく、個人で決断しなければならないところが辛いと思います。

産後うつ病の内服治療についてでした。

 

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