心を診断する、チャーチルの黒い犬

スポンサードリンク

心を診断するとはなんてひどい事をするのでしょうか。

かけがえのない一人一人の人間を

病気でひとくくりにするなんて非人道的だ。

心を「診断」をするということについて考えます。

 

 

心を診断する理由とは

 

心を診断する時DSMという診断基準が良く使われます。

精神科においては「診断」をする事自体が治療要素の1つであり

その分副作用についても考える必要があります。

 

決めつけられる事の苦痛

 

副作用として大きいのはやはり

あなたは精神科の病気だと言われる事の苦痛でしょう。

 

あなたはうつ病である、精神病である。

良いイメージを持つ人はあまりいません。

また、確実な血液検査でわかる訳でもありません。

 

そうすると、一方的に自分を

心が弱い人とレッテルを張られたような感じがします。

 

誰だって自分の心を弱いと言われていい気分はしません。

 

偉人、強い人間も精神病にかかっている

 

精神科の病気にかかる人は本当に弱いものでしょうか。

心が弱い人も心が強い人も心が折れてしまう理由とは

でも説明しましたが、心が弱いから精神病になる訳ではありません。

 

第二次世界大戦中のチャーチルという政治家がいます。

英国をヒトラーの侵攻から守ったことが称えられ

偉大な英国人の投票で1位をとったこともあります。

 

実は彼はうつ病だったと言われます。

チャーチルは心が弱い人間でしょうか。

ヒトラーの侵攻に耐え、戦い抜く事ができるのは心が強い人間でないと不可能です。

 

病気と名付けられたからといってその人の全てが病気というわけではありません

うつ病という病気の特性の一部をもっている

しかもそれは誰でも持っている物で

うつ病になった人だけが持つ物ではありません。

 

そのチャーチルは病気の事を「黒い犬」と読んでいました。

病気と自分を一致させず、「黒い犬」となづけて外在化する事は

病気をコントロールするのに良い方法です。

 

名付ける事の力

 

名付ける事には不思議な力があります。

古代の日本でも「言霊」は強い影響をもつと信じられていましたし

「ゲド戦記」でも名前に力が備わっていると考えられています。

 

迷信と呼ばれる部分も多くはなりますが

名前を付ける事だけで正体のわからないものが理解出来るものになり

距離をとったり、外在化したりする事が出来ます。

チャーチルの「黒い犬」もそのような役割を果たしていたのでしょう。

 

精神科にくる方たちでも名前を付けるだけで安心したと言われる方も多いです。

その一方で私はどうせうつ病だからと名前に入り込んでしまう方もいます。

 

心を診断して名前を付ける事

全面的に否定せず、全面的に受け入れる事もしない。

自分の正体がわからなかったものに名前を付けたものと考える。

外在化してコントロールしやすくする

 

心を診断することと、名付ける事の力についてでした。

 

スポンサードリンク

6 Responses to “心を診断する、チャーチルの黒い犬”

  1. ミッフィー より:

    先生、こんにちは

    。°・(>O<)・°。
    リピは…う〜ん厳しいです。
    ミニーちゃんにも苦手な場所はあるようです。

    つづく…

    先生に二回も褒められてしまった(´◡`๑)
    恐縮です。
    ありがとうございます(。・・。)
    私。
    捉え方。
    ちょっと人と違うんですよねェ(*☻-☻*)

  2. ミッフィー より:

    先生、こんにちは。

    ここでチャーチルおじさん登場なのですね。
    世界史を学んでない友人は誰それ?でした。
    ガーーーン!!!

    実は私もいつからか名前をつけてました。
    診察で何度も病名を聞いてしまうのが
    嫌でして…

    うつ病という単語を聞いてしまうだけで、
    崖から落とされ気分の私。
    よじ登り、やっと戻ったところで
    また落とされて。
    重症でした。
    泣〜け〜る〜

    崖から落ちてもせめて軽症で済むように
    命名。
    普段から悪さされてもまぁ納得いくような
    名前。

    でも、名付けてからは不思議と言われ
    なくなりましたので、先生にお話しする
    ことはなかったです。

    私なりの対抗策でした。
    m(_ _)m

    *診断書に書かれる病名。
    当然分かってました。
    なのに…
    見たら…
    私。
    崖からひどく落ちました(ー ー;)

    • thinkDr より:

      ここでチャーチルおじさん登場です。頑張って通院はしてもらえたみたいですね。ありがとうございます。
      名前をつけるっていうのは大事なんでしょうね。それがチャーチルおじさんだったってことでしょうか・・・?

      • ミッフィー より:

        先生、こんにちは☆☆

        通院の件、よくご存知で。
        ご提案の通り
        採用
        させていただきました!
        まさかの通院です。
        ミニーちゃんが。
        with ミッフィーです。

        〜ある日の診察室〜
        受付の菩薩さまにもイン頂きまして。
        ミニーちゃんと向き合う精神科医。
        多分お初でしょうm(_ _)m
        ミニーちゃんの後ろで付き添う
        サングラス&マスクのミッフィー。
        診察中、終始笑顔のミニーちゃん。
        流石です。
        頑張ってくれました。
        立派です。
        口が × のミッフィーとは違います。
        ミニーちゃんの影に隠れて半ベソの
        ミッフィー。°・(>O<)・°。
        ほぼ何もしてません。

        今回、
        電車で倒れるか…
        食わず嫌いを試してみるか
        の選択でした。
        何回も駅の救護室には
        行けないので…(´・_・`)

        リピは…正直?です。

        そうそう!
        名前は…
        チャーチルおじさんではないですよー。
        ワル☹な名前です。

        • thinkDr より:

          もう一度いいますが文章が上手です。名前の付け方もセンスがあります。ミニーちゃんにお礼を言わなきゃならんですね。とりあえずは安心しました。また、コメントお願いします。

コメントを残す


4 + 二 =

サブコンテンツ

このページの先頭へ