認知行動療法と薬の効果の違い:脳科学

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たまには脳の話をします。

認知行動療法と薬物療法についてです。

今回はうつ病についてです。

 

 

 

認知行動療法と薬どちらも効果がある訳

 

認知行動療法と薬どちらも効果がありますが

効果がある脳の部分が違うとされています。

 

認知行動療法と薬の効果とは

 

認知行動療法は効果があると証明されています。

薬も効果があると証明されています。

また、偽物の薬(プラセボ」でも実は効果があります。

 

プラセボや自然の経過で30%ぐらいは良くなって

薬も認知行動療法も同じくらい効果があり

薬と認知行動療法を同時に使えば

さらに効果があることが研究で示されています。

 

効果の脳の部位の違い

 

ではなぜ認知行動療法も薬もどちらも効果があるのでしょうか。

その理由は効いている脳の部位が違うからという説もあります。

 

脳の画像によって脳血流を調べた研究があります。

そこでは認知行動療法と薬では

違った部位の脳の血流の変化が見られたとのことです。

 

具体的には薬の場合

脳の脳幹や視床といった部分の変化が認められました。

 

脳幹や視床は脳の中心部分に近く

別名は爬虫類脳とも呼ばれている原始的な脳の部位です。

 

認知行動療法の場合はもっと外側の

大脳皮質の部分で変化が認められたとのことでした。

 

大脳皮質は、脳幹や視床よりも後から進化した脳の部位で

人間が特に発達しているとされています。

 

認知行動療法も薬も効果がある理由は

脳の働いている部分が違うことも理由の一つです。

 

二種類のやり方をどう使うか

 

脳の異なった部位に作用する

2種類の治療法を見てきました

ではどのようにこれを使い分ければ良いのでしょうか。

 

どんな時にどちらが効果が出るかはわかっていない

 

残念ながらどちらも効果があるのですか

どんな時にどちらが効果があるのかはわかっていません。

 

実際に患者様を診ているときは

何かのはっきりした原因が見つかるときと

見つからないときがあります

 

しかし、これを研究で証明するとなると

本当にそれがはっきりした原因かどうかはわかりにくく

しっかりとした研究結果が出にくいのが実情です。

 

しかし、実際に患者様を診る中でこのようなときは

こちらを使った方が良いだろうと考えられ場合はいくつかあります。

 

どのように使い分けるか

 

まずは重症のうつ病のときです。

このときはまずは薬をしっかり飲むのが必要です。

 

重症のうつ病では思考力が落ちていますし

否定的に物事を捉えてしまいます。

 

客観的に自分を見つめる認知行動療法は

この状態ではなかなか難しい面があります。

 

もう一つはストレスの原因があるかどうかです。

 

うつ病になったとき環境として大きく変わったことがないか

考えるところから始まります。

 

多いのは人間関係、仕事、家族、経済状況あたりでしょうか。

 

ストレスが続いている状態でうつ病の薬を飲み続けても

穴の空いたバケツに水を入れ続けているようなものです。

ある程度客観的に考えられるようになったら

自分が何がストレスになっているかを考えてみてください。

 

そして、その原因に対して改善するような

具体的な行動が何かを考えて実行してみることです。

この場合も認知行動療法が役に立ちます。

 

認知行動療法と薬の脳科学に基づいた違いについてでした。

 

 

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