賭博依存を治療する効果的な1つの方法

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賭博は人を引きつけます。
一攫千金、プロエッショナルの存在、「次は勝てる」
一方で賭博で身を崩した人も数知れません。

賭博依存症とプロの違い

賭博依存症とプロどこが違うのでしょうか。
賭博依存は負ける人でプロは勝つ人。
間違いではないでしょうが、勝つ人と負ける人の違いはどこでしょうか
様々な要因をコントロール出来る人が勝てるような気がします。
しかし、ここが落とし穴です。
賭博依存症の人の間違った考えとして代表的なものが
コントロールできるという錯覚」です
具体的に言うと「次は勝てる」「今はこうしたから負けた、次はこうすれば勝てる」「この技や戦略を使えば勝てる。」などの考えを抱くことを指します。
それぞれ、結果の予測、因果関係を突き止めようとする、勝率を改善できると信じるといいます。
特定の状況や方法をとったときは偶然の確率より勝率が高いと考えることとまとめられます。
このコントロールできる錯覚はもちろん誰にでもあるものです。
しかし、同時にコントロールできる錯覚と戦う考えがあります。
それが掛け金に上限を設けるという考えです。
賭博依存症でない人はコントロールできる錯覚は持っていても、掛け金の上限を越えるという選択はしません。
コントロール出来ないかもしれないという気持ちも持っているため現実的になります。
賭博依存のひとは掛け金の上限を越えないという気持ちよりも強くコントロールできる錯覚を持っている人と言えます。

反省しても賭博は止まらない理由

では、どうすれば賭博依存を治すことが出来るのか。
一般的には、上限を設ける方法を勧めたり、使った額を反省したり、もうしないと約束させたりといったやり方がとられるかもしれません。
これはやってしまった後から考えると反省する方法になります。
しかし、これらは賭博依存者が自発的にやっていることでもあります。
それでも繰り返してしまいます。
必要なのはコントロールできる錯覚を改善することです。
想像してみればわかりますが、もし必ず勝てると知っていたらどうなるでしょうか。
私だったら上限を越えてでも掛けます。
また、錯覚と似たような特徴のある妄想について考えます。
妄想を見た人で後で思い出すと何であんなことを考えていたのかと思うことが多いです。
しかし、そう言う人ももう一度妄想に入れば同じ考えを持ってしまいます。
妄想レベルになってしまう「コントロール出来る錯覚」は後から反省してもまた生じれば信じてしまいます。
これらからわかることは妄想的なコントロールできる錯覚があれば賭博を続けてしまうことは必然的ということです。
従って、反省させたりやめさせたりするのではなくこの錯覚を修正していくことが必要になります。

コントロールできる錯覚を解決するために

方法ですが、実は問題は意志の強さや、反省することではなく錯覚を治すことだと考えるようになれば半分はすんだものです。
まずは、賭博の時のコントロール出来る錯覚に気づくことです。
先ほどの「次は勝てる」「今はこうしたから負けた、次はこうすれば勝てる」「この技や戦略を使えば勝てる。」のような考えです。
この考えを見つけると自分は錯覚に陥っていると考えるようにします。
次に確率を錯覚なしに修正します。
その後、その確率であっても上限を越えて掛けることが妥当か考えるようにします。
最初から治療意欲のない人であればそれでも掛けるという選択をする人もいますが
反省して治そうとする気持ちがあれば多くの場合錯覚さえなければ上限を越えないという選択が出来る人が多いです。
賭博依存を治すための認知行動療法でした。

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