世界まる見え、ダレン・ブラウン、ダメ男もやれば出来る!?

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世界まる見えでゾンビによる世界滅亡のドッキリをやっていました。
ただのドッキリではなくダメ男が映画のような状況で活躍できるかというものでした。
ダメ男は世界滅亡を前にして人間が変わるのか変わらないのか?

世界滅亡を信じ込まされた男

まずはあらすじを説明します。
解りやすく言うと映画のような危機的な体験をさせると人間は変わるかということです。
仕掛人はダレン・ブラウンというイギリスでは有名な奇術師です。
状況は隕石が落ちてウイルスがばらまかれ、ゾンビだらけになったという設定。
一体いくらかかったんでしょう。
まず、オーディションでダメ男で催眠術がかかりやすい人を選びます。
その人をオーディションは落ちた事にしてターゲットとしていました。
6週間にわたって、ニュースや人の噂で隕石が衝突するという事を信じ込ませます。
これはアンカリングと言います。
最初に得られた情報で後の判断が無意識に変わってきてしまうという催眠術の手法
の一つです。
このようにして隕石による世界の滅亡を信じ込まされたあと、
バスに乗っている途中に隕石に出くわします。
そこで催眠術をかけ、次に目をさますのが病院の中です。
町中でゾンビがあふれているというニュースが流れます。
どこかで見たような設定です。
そこで出会う相手がまもるべき少女、参考にすべきリーダー、反面教師のダメ男の3人です。

映画のような世界で活躍するだめ男

守るべき少女と出会い、リーダーに助けられ、途中でダメ男も仲間になります。
リーダーは自分の意志を貫いて妻がいる安全な病院の外に出て行ってしまいます。
そして、主人公の試練が始まります。大きく3つありました。
①リーダーシップをとれるか
まずはリーダーがいなくなってどういう行動をとるかです。
主人公はみごと、自分からリーダーを買って出ました。
②みんなの犠牲になれるか
次はだめ男から犠牲になってゾンビを引きつけてくれと言われます
これもためらわず、見事行動します。
③守るべき少女をまもれるか
ヘリコプターが助けにきます。
主人公は少女を待たせ、ヘリコプターを呼びにいきます。
しかし、時間がないからヘリコプターは行ってしまうとの事。
ここで先に乗り込んだダメ男から「助かる為に少女をおいて逃げよう」と言われます。
主人公はここでも見事誘いを振り切り、少女と二人で残ります。
そこでもう一度催眠術がかかり、自宅のベッドで目をさまします。
目覚めた主人公はまず母親にキスをする。そしてネタばらしという流れです。

状況が行動を生む

面白かったのは映画のような状況ではダメ男でも主人公の役割を担ってしまうというところです。
働き蟻の2割は働かないという話を思い出しました。
蟻の2割は働かない、働くありだけを残すとそこから2割は働かないという話です。
考えられる仮説としては行動を起こさせたりするのは状況であるという事でしょう。
もちろん、映画でそのような行動を学んでいたからとも考えられます。
しかし、日常生活でまねが出来る映画も数多くありますがおそらくそれらのまねは主人公はしていなかったでしょう。
であれば、アクション映画だけまねをするという事もないかもしれません。
ここからも状況が行動を左右しているように思えます。
たしかに本能の面から考えても全員がリーダーを主張するよりは
状況によって適切な人が役割を担うようになる方が生存に有利でしょう。
よく「俺は本気をだすと出来る」と言う言葉は馬鹿にされますが
案外状況によれば「出来る」ことは間違っていないかもしれません。

あえての行動活性化

では、ここから認知行動療法に結びつけられる事は何かという事です。
おそらく行動活性化でしょう。
行動活性化とは多くの場合、日常生活の中で気分の良い事を増やしていくという手法です。
これは状況を先に変える事で認知も変えていくということです。
今回のようにリーダーたる状況になれば「出来る」わけです。
しかし、普通のときはそのような役割を負えない。
解決のためには先に状況を変える事が大切かもしれません。
よく言われる、成功者のふりをすれば成功者になれる、という言葉もあります。
ふりだけで成功者になれるかは解りません。
状況を変える方が行動は変わってくるようです。

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