悩み解決を解決する治療、問題解決療法
悩みを解決する【認知行動療法】は
問題解決療法です。
いろいろなところに応用できる方法です。
問題解決療法とは
問題解決療法とは現実的に問題を解決するための手法です。
認知行動療法にでは感情をコントロールすることで
バランスの取れた考えをすることで問題を解決できるように働きかけます。
問題解決療法はもっと直接的なアプローチの方法と言う事になります。
利点としては、手っ取り早いことですが
悪い点としては具体的な問題に対するアプローチなので
症状自体を良くする所までは行かないところです。
しかし、適応障害など
うつ病よりも軽く、何かが問題になっていることでうつの様な症状が出ている時は
うつを良くしなくても問題を解決することで
うつの症状が取れることがあります。
当たり前の方法にも思えるかもしれませんが、
認知行動療法は確実に効果がある当たり前のことを
集中的に身につけることで効果を出す治療法です。
実際に紙に書いてやってみて下さい。
問題解決療法のやり方
①抱えている問題とそれが自分を悩ます理由
まずは問題について書き出します。しっかりと書く事が大切です。
頭の中で曖昧な物が書くことで具体的になります。
状況についてはなぜ、それが問題になっているのかを書いて下さい。
一番大切なところが、なぜそれが自分を悩ますのかについて書く事です。
例:
期限までに出さなければならない書類を忘れてしまった。
なぜ自分を悩ますのか?:上司にもう一度書類を書いてもらうのが頼みにくいから
その時にそれが現実的な問題かまだ起きていない想像の問題かを考えて下さい。
想像の問題の場合はなぜ?の所が
「上司は自分のことをくびにするに違いないから」となり
その場合は【コラム法】等が役立ちます。
現実的な問題であれば、両方をまとめて問題を書き出します。
期限までに書類を出さなければならないが上司にもう一度書類を書いてもらうのが頼みにくい
これで具体的な問題になりました。
②解決方法をまず書き出して後から評価する。
次は解決方法を書き出すことです。
ここで大切なことは、判断遅延の法則です。
書き出すときにはその解決方法が良いか悪いか考えない
と言うことが大切です。
1上司に直接頼む 2同僚に言ってもらう、3書類を出さない、4別の上司に頼む
それから各々の良い点と悪い点を書き出します。
1 良:問題なく解決 悪:自分のミスを言わなければならない
2 良:自分で言わなくて済む 悪:無責任
3 良:問題は無かったことになる 悪:書類が無くて問題になる
4 良:2度目よりは頼みやすい 悪:書いてもらう人が変わる
③選択と評価
並べた後で、どの解決方法が良いのか選びます。
例:
最初の上司に書いてもらわなければならないものでもないかもしれないから
別の上司に書いてもらうと言うことが出来そうだ。
もし、更なる情報や時間が必要だったらそれも書きます。
例:
別の上司が書いても良いか確認してから頼む。
これで具体的な実行のステップが見えてきました。
今回はなやみを 解決する問題解決療法についてでした。