人の思考回路は非効率的?

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人間にとって思考する事は重要です。

しかし、この思考回路というものはそれほど効率よく出来てはいません。

 

 

 

脳の機能とは

 

脳の機能はもちろん生き残るため

生き残るための脳の役割について考えます。

 

神経に出来なくて脳に出来る事

 

神経に出来ず、脳が出来る事は何でしょうか。

 

神経の役割は刺激を受けて反応を返す事です。

基本的には反射的に対応します。

 

熱いものに触れば手を引っ込める

蛇を見つけて心臓がドキドキする。

これらは主に神経としての働きです。

 

一方、脳はもう少し複雑な働きをします。

見た事がないものだけど、湯気が出ていて熱そうだから触らない。

蛇を見つけた時怖くて逃げたくなったけどすぐ動くと危ないからゆっくりと下がる。

 

脳は反射的に行動するだけでなく

反応を受けて試行錯誤をする事が出来ます。

 

試行錯誤で不安を解決する問題点

 

脳は反射だけでなく試行錯誤する役割である事を説明しました。

不安の感情をうけてその感情が無くなるまで試行錯誤します。

 

これはそれほど思考回路が複雑でないときは適切な方法です。

動物であれば、蛇を見つけて不安になって

逃げたり、追い払おうとしてみたり工夫して

蛇が見えなくなれば不安が下がり、めでたしめでたしとなります。

 

しかし人間は状況だけでなく、自分自身の思考にも反応します。

蛇がいなくとも蛇の事を考えることで不安になります。

 

この不安を解決するときも脳は同じやり方をしてしまいます。

もし出てきたらどうしようか、逃げようか、いや、今はいないから大丈夫だ。

 

思考自体が不安になるので、状況はなかなか変わりません

それどころか試行錯誤すればするほど、不安対象への思考で頭がいっぱいになります。

 

思考の中の不安を解決するための方法として

脳の試行錯誤のやり方はある意味では逆効果になってしまいます。

 

思考回路を意識して変える

 

脳の役割は試行錯誤であり

試行錯誤は思考の中での不安を解決するのが苦手という説明をしました。

では思考の中の不安を解決するためにはどうすれば良いのでしょうか。

 

試行錯誤の中で判断し決定する

 

試行錯誤しても思考の中の不安は無くなりませんし

すればするほど不安で頭がいっぱいになります。

 

そこから抜け出す事ためには

ある程度試行錯誤した後では判断、決定の思考回路に切り替えることです。

 

人間の脳は非効率的な部分もありますが

反射と違って自分自身で思考回路を変える事もできます。

 

試行錯誤から、判断決定の思考回路へ切り替えることが

不安の思考から抜け出す方法です。

 

判断決定の方法としてのコラム法

 

切り替えるために役立つのが【コラム法】です。

試行錯誤で行ったり来たりしている状態から

まずは自分の思考について判断する事が出来ます。

 

何となく不安を解決しようとすると試行錯誤をしてしまい

連想が続いて不安は収まりません。

 

コラム法では不安の気持ちからそのときの隠された思考を取り出します。

「蛇が出てきてしまうと思って不安になっているんだ。」

 

そしてその思考について決定していきます

「確かに1度出たけどそれからは出ていないな。」

「いつも気にしていることが不安を呼ぶから、否定は出来ないけど不安になりすぎない方が良いな。」

 

ポジティブに考えるだけでなく、極端にならないように考えて下さい。

思考錯誤ではなく、

感情-自動思考-自動思考の検証という思考の回路を作る事で

不安から抜け出せないパターンを変えていくことが出来ます。

 

人間の思考パターンについてでした。

 

 

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