新型うつ病は病気か甘えか

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新型うつ病という言葉を最近よく聞きます。
病気なのか甘えなのか。
今回は適応、不適応という考え方から新型うつ病について書きたいと思います。

うつ病であるとは

精神科において病気かそうでないかは難しい問題です。
精神科の病気は検査ではっきりしません。

他の内科の病気では採血の値であったり、内視鏡の所見など比較的はっきりとしたデータが出ます。
精神科においてははっきりとしたデータはでません。
でははっきりしたデータがなければ病気でないかと言うとそうではないでしょう。
例えば統合失調症の患者様と接したことがある方はわかると思いますが、同じような症状を示し、病気でない人とははっきりと違います。
これはうつ病の人も同じです。
病気でない人が落ち込むとうつ病と同じ症状が出ます。
しかし、2週間楽しいことがあっても気分が上がらず、自分のことをずっと責める状態と深く落ち込んでいる状態は違いがあります。
うつ病は診断基準をみたしてこそうつ病です。
では、はっきりとした病気でない場合は治療はしないのかと考えるとそれでも困ります。
苦しんで病院にきている人を本当の病気ではないからといって返してしまえばよいでしょうか。
そうしてしまうと、病をみて人を見ずということになりかねません。
認知行動療法を含め精神科で出される考えとして「適応」「不適応」という言葉があります。

適応と不適応

「不適応」とは障害によって日常生活に支障をきたす状態です。
精神科では「機能障害」とも言われます。
うつ病のように気持ちが落ち込んでいて困っている状態で、うつ病の診断を満たさない時
適応障害」という病名がつくことになります。
この考えによって「不適応」な状態を治療対象とすることが出来ます。
病気か病気でないかは別の基準として、病気でなくとも不適応な状態であれば治療対象になります。

新型うつ病であるとは

最近はやりの新型うつ病について考えて見ます。
まず、病気か病気でないかというと、診断基準を満たさなければうつ病ではありません。
しかし、うつ病でなくとも不適応な状態であれば「適応障害」ということになります。
適応障害であれば治療は必要ということになります。
こうなると「なら、うつ病でない人がさぼって仕事を休んでも良いのか。」
という意見が出てくるかもしれません。
うつ病の治療と適応障害の治療は違います。
うつ病の時は休養が大切です。
しかし、うつ病でも治ってきてしばらくすると、時には休むよりもできることからやって行くことが治療になることがあります。
適応障害でも同じですが回復は早く、早めからできることをやって行く段階にはいることが多いです。
新型うつ病に関しては
病気ではあるがうつ病ではなく、仕事に対しては休養が必要だがうつ病の場合よりも早めに出来ることからやって行く段階に入るということになります。
今回は適応、不適応の観点から新型うつ病に関する記事でした。

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