下向き矢印法で悩みがコンパクトになる
なぜと問うことは大切です。原因が分かれば気持ちは改善します。
しかし、その原因を自分が見つめるのが苦しい時、近寄らせまいと無意識が思考をぐるぐる回します。
あれこれと考えて、気分は優れないままになります。
ではどのようにして今の辛さの原因を探せば良いか。
辛いときは悩みがぐるぐる回る
例えば、「今朝挨拶をしたの挨拶を返してくれなかった。」とします。
普通に考えると相手がどうであるかを考えられます。
挨拶もしてくれなかった→でも疲れていたな→昨日何かあってこちらに気がつかないのかな。
しかし、辛い時は原因の周りを回ってしまいます
挨拶もしてくれない→自分のことが嫌いなんだ→でも、挨拶もしないのは相手が悪い→そうだ、書類をしないいけないんだ→こんな気分だと仕事も出来ない→どうして自分はこうなんだろう→あいつが挨拶しなかったからだ。
これを普通の時の考え方をしようとしても
昨日何かあって気がつかないのかな→いや、こちらは見たはずだから気づいたはずだ。
となり、またぐるぐる回ります。
下向き矢印法
ではどうすれば良いか、
下向き矢印法で原因に近づきます。
しかし、原因は自分では触れたくないものであるため、完全に近づいて回ることを止めるのは無理です。
できることは原因になるべく近づいて回る悩みの距離を縮めてしまうことです。
では、下向き矢印法について説明します。
文字通り紙を用意して、辛かったことを書き出し、下向き矢印を書いて考えて行く方法です。
挨拶もしてくれない
↓ (それはどういうことか)
自分の事を嫌っている
↓ (それはどういうことか)
自分は誰からも好かれない
↓ (それはどういうことか)
好かれないと見捨てられてしまう。
どの時点まで考えれば良いかということも考える必要がありますが、進めば悩みの距離は縮みますので気にする必要はありません。
ぐるぐる回るのではなく、内側に進むイメージで。
それは自分にとってどういうことを意味するかという視点。
目安で矢印3回ぐらいでしょうか。
見つかればそこから離れず
「自分は好かれないと見捨てられると思って不安になっているんだな。」と悩んでください。
悩みの距離は縮まります。
いろいろ悩んでぐるぐる回って疲れてしまう時は、下向き矢印法で悩みの距離を縮める方法も使ってみてください。