パニック障害の本当の原因を理解する:条件付け

スポンサードリンク

今回は少し難しめの話です。

理解すればパニック障害の仕組みを知ることが出来ます。

 

パニック障害とは何か異常な状態になってしまったと言うよりは

人間の本能の正常なパターンが、良くない悪循環に入ってしまったということに近いです。

 

By: Kevin

 

条件付けとは

 

条件付けとは無関係な事が同時にもしくは連続しておこることでこの両方が結びついてしまう事です。

 

パブロフの犬

 

パブロフの犬、と言う実験を聞いた事がありますか。

心理学の実験の一つです。

 

実験ではまず、犬にえさを与えます。すると犬はよだれを垂らします。

次に犬にベルの音を聞かせます。犬はえさではないのでよだれを垂らしません。

 

ここでベルの音を聞かせた後に犬にえさをやるようにします。

すると、犬はベルの音とえさを「条件付け」します。

 

その結果ベルの音を聞くだけでえさを見せたときと同じ反応をします。

すなわち、よだれを出すという反応をするようになります。

 

パニック障害に当てはめると

 

この条件付けは動物に共通な反応で人間にもあります。

パニック障害のときに当てはめてみて考えます。

 

パニック障害を起こす前は電車、人ごみは今ほどは怖くなかったと思います。

パニック発作と電車や人ごみは関係付けられていないからです。

 

しかし、ひとたびパニック発作を起こしてしまうと

パニック発作がその時の状況(電車や人ごみ)と結びついてしまいます。

 

その結果、犬がベルを聞くとえさがもらえると反応するように

電車や人ごみにあうとパニック発作の反応が起きるようになります。

 

条件付けを解除するためには

 

条件付けの説明をしました。

電車や人ごみがパニック発作を起こすのは、

条件付けという動物に共通する誰にでもおこる反応です。

 

ベルが聞こえてもえさがもらえない

 

もちろん解除するやり方はあります。

ベルが聞こえてもえさがもらえないという状況を繰り返す事です。

 

犬もベルがなるとえさがもらえているうちはベルでよだれが出ますが

ベルが鳴ってもえさがもらえない状況が続くと徐々によだれの反応無くなっていきます。

 

従ってパニック発作のときも

電車や人ごみでも、パニックを起こさなかったと言う経験を繰り返す事で電車や人ごみとパニック発作の関連は弱められます。

 

関連を弱めるときの注意

 

こうきくと、私は何回も電車に乗っているのに

まだパニックとの反応は弱まらない、と言う方が多いと思います。

 

その原因としては「回避」です。

電車や人ごみに行く時にパニック発作を予防するものをもっていったり

不安が上がる前に電車や人ごみから出たりしていませんか。

 

その時にされる学習は電車や人ごみに入ってもパニックは起らないんだではなく

予防するもの、もしくは早く出たから、パニックは起らなかったんだ、と言う学習になります。

 

この学習によってむしろ、何も用意せずにずっとそこにいたらパニックになってしまうと感じてしまい、さらに電車や人ごみとパニックを関連が強くなってしまいます。

 

関連を弱めるためには、予防のものを持っていかない、不安になるまえに回避しない、事が大切です。

 

パニック障害と条件付けについての説明でした。

 

 

 

スポンサードリンク

2 Responses to “パニック障害の本当の原因を理解する:条件付け”

  1. 匿名 より:

    初めまして、ここのサイトで勉強させて頂いています。
    私はパニック障害(電車や食堂等、他人に迷惑がかかる場面での嘔吐恐怖)を治療中です。

    質問させて頂きたいことが2つあります。
    いざという時に備え、エチケット袋を持ち歩くのも「回避」なのでしょうか?
    また、治療に失敗し、嘔吐してしまった場合、
    実際に多くの人に迷惑がかかってしまいます。
    ですのでなかなか曝露療法に踏み出せません。
    どのような順序で暴露を行い、慣れていくべきか是非ご指導ください。

    よろしければ御返事お願い致します。

    • thinkDr より:

      嘔吐恐怖で苦しんでいる中、頑張っているみたいですね。回避=無ければ不安になるもの、です。無ければ不安になる物であれば回避になっています。大事なのは回避しなくとも出来る所から少しずつ毎日練習をする事です。まずは玄関から外に10秒出てみる、から回避なしで進めていく方が、回避をともなったまま練習するよりも効果的です。千里の道も一歩から、すこしづつ取り組んでください。

コメントを残す


− 四 = 4

サブコンテンツ

このページの先頭へ