うつ病は脳のガソリン切れで起こる
脳のガソリンはセロトニン
セロトニンとは神経伝達物質の一つです。
脳神経同士が情報をやり取りする時に使われます。
色々な仮説はあります。
しかし、うつ病を治療する時に難しいメカニズムを理解しようとしても意味はありません。
誤解を覚悟で、治療に必要な整理の仕方をさせていただくと
脳のガソリンであるセロトニンが減ってきて起こります。
車がガソリンが無くなると走れないように、脳もセロトニンなしでは考えられません。
脳のガス欠で起こること
脳がガス欠になると脳が情報のやり取りが出来なくなります。
それによって様々症状が出てきます。
ここでは3つに大きく分けて説明します。
①考えられなくなる
ガス欠だと脳の中で情報が止まってしまうため、考えがスムーズに進みません。
これを脳が感じると、抑うつの重い感じ、集中力のなさ、になります。
②動けなくなる
体を動かすときも脳が指令を出します。
そのため脳のガス欠になると動く気力が無くなります。
その結果、食欲が無くなったり、疲労感が出たりします。
③視野が狭くなる
セロトニンが少ないと、選択肢を多くして考えられません。
これは興味の低下を起こします。
また、解決方法を多く考えることも出来なくなります。
この結果死にたくなるという希死念慮が生じると考えられます。
実は希死念慮の原因は本当に死にたいからではなく、このままの生活を続けるか、死ぬかの2パターンの考え方しか出来ないことです
うつ病が治った後なぜ死にたくなったのか解らないと話す方が多いのはこのような理由があります。
最後にまとめますと
うつ病はセロトニンという脳のガソリンが減っている状態
脳のガス欠は考え、動き、選択肢を狭める。