怒りっぽいのを治す3つの治療法

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怒りの時は周りが見えにくくなります。
自分は間違っていないはずだ。そうです。間違ってはいません。
ただ、怒りに結びつきやすいパターンにハマっているだけです。

怒りをコントロールするためには
警告サインに気づく、原因帰属を自覚する、行動パターンを変える。

怒りの要素

基本的感情と呼ばれる3つのものがあります。
喜び、悲しみ、不安、怒り、です。
今回は怒りについてです。
怒りの対処法としてはコントロール出来るようになる事です。
まず、怒りがコントロールできなくなる原因について、解っている事を説明します。
怒りのコントロールが難しい場合は、怒りを強く感じるというよりも
それほど強くない怒りの感情体験であっても建設的な方法で処理できない事が原因であると言われます。
怒りという感情体験をコントロールするために
身体の反応、認知、行動に目を向けます。
それぞれがどのようにそれほど大きくない怒りを爆発させてしまい
どうしたら、爆発させず、建設的な方向へ怒りのエネルギーを向けられるかです。
順番に説明していきます。

身体の反応

まずは体の反応です。
怒りのときの反応として
顔が赤らんだり、心拍数があがる「警告サイン」があります。
これは怒りの感情によって交感神経が活性化されて起こります。
これは誰にでも起こる事です。
逆に、怒りが出る状況でこのような反応がでなければ抑圧されている可能性が高く
怒りがたまっていってしまいます。
これはこれで問題です。
怒りの感情を感じるところまではむしろ必要な事ですが
それを増幅させてしまう事が問題です。
そうならないために必要な事は二つあります。
一つは怒りの発生を自覚する事。
もう一つはリラクゼーションです。
自覚するためにはセルフモニタリングです。
面倒なため、嫌われる事が多いですが、
認知行動療法では「今その時」を大切にします。
むしろ、怒りを生じた時を記録していくだけでパターンが見え自然に解決法を思い出す事も多いです。
もう一つのやり方リラクゼーションは呼吸法などによって交感神経の活動と逆の刺激を与えます。
呼吸が早くなるところをわざとゆっくりにする事で
体の反応に矛盾を作り、警告サインに「今は必要ないです」というメッセージを送ります。

認知(考え方)

次は怒りを招きやすい考え方です。
原因帰属」が怒りを招きやすい事は研究で解っています。
「原因帰属」とは原因を外に向けるか内に向けるかという問題です。
外に向けるとは車が混んでたからイライラした。と考えることで、
内に向けるとはあの人は怒りっぽいからイライラしている。と考えることです。
多くの場合は意識せずに、自分のことは外向けの原因帰属他人は内向けの原因帰属にしがちです。
この程度が強いと怒りを生じやすくなります。
どちらもある意味では正しいといえるので間違ってると認識はできないため難しいです。
周りの人は性格が悪いから自分にイライラしてそれが原因で自分がイライラすると思っていれば誰でも怒りがわくでしょう。
その状況に耐えるのではなく、また「原因帰属」でイライラしてしまった。
と自分を捉えることで、ここから抜け出せます。

行動

感情や、考え方をコントロールできたとしてもゼロには出来ません。
怒りの爆発を防ぐのに必要な事はその他の解決手段です。
問題解決技法やアサーションがあります。
感情や認知は重要です。
しかし、感情や認知はどれだけ下げても残ってしまいます。
怒りを感じて爆発させる以外に次にとる行動が他の手段がなければ、我慢するしかありません。
先ほど説明したように我慢することもいずれ心の負担になります。
そのため怒りの建設的な発散の仕方としてとれる行動パターンを増やすことが重要です。
感情を抑える方法、考え方はを調節する方法、我慢か発散か以外の行動を身につける方法。
これらが合わさって怒りのコントロールが可能になります。

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