高所恐怖症の特徴と治療したいと思った時の注意
高所恐怖は【恐怖症】の一種です。
恐怖症と名前がついていますが、
正常な反応に入ります。
高所恐怖とは
【恐怖症】は25%に認められるとも言われます。
高所恐怖もこの1種で、自然環境型に入ります。
①過度の恐怖を持つ②対象に暴露されると直ちに不安が生じる
③自怖がり過ぎだという事を解っている④避けているか必死で我慢している
⑤生活に支障が出ているか、強い苦痛がある。
などの診断基準を高所に対して満たせば恐怖症となります。
またパニック発作のように不安の急激な発作が起こり、
その発作を避けるために高いところが怖ければパニック障害です。
また、高いところから落ちた経験などをして、
そのときの事を思い出してしまい、高いところがこわいなら【PTSD】と診断されます。
高所恐怖の特徴
高所恐怖の特徴として、他の恐怖症に比べて年齢が高く発症する事
その他の恐怖症が女性に多いのにくらべ、男性と女性の比率が同じぐらい
が挙げられます。
また、消防士など高いところに日常的で作業している人も
高いところが怖いという人が少なくはないようです。
これらの事を考えると、
高所恐怖はより根源的な恐怖とも言えるかもしれません。
高所恐怖の治療法
高所恐怖の治療としては暴露療法です。
ただ暴露するよりも
認知を扱う、すなわち今自分が何を怖がっているのか意識しながら暴露する方が効果的と言われています。
もう一つ高所恐怖の治療として用いられるのが
バーチャルリアリティーです。
実際に暴露しなくとも、バーチャルな暴露を繰り返す事で
恐怖感が下がるという研究があります。
たしかに最近の3Dの映画などは恐怖を覚える事がある気がします。
治療が必要だと思う前の注意
治療法があるといっても、高所恐怖は人間にとって正常な恐怖です。
その他の精神科の疾患でも同じですが
症状に目が行き過ぎる事も
健康的な生活を送る上で障害を来します。
大切な事は、異常か正常かでは無く
生活をする上で障害が大きいか
というところだと思います。
高所恐怖の説明と、症状を気にしすぎる事の注意でした。