不安|動悸、息苦しさ、めまい。交感神経を落ち着ける方法。
不安が引き起こす症状
今回は不安が引き起こす症状についてです。
不安は様々な症状を引き起こします。
軽い症状から、病気としか思えない症状まで。
今回は不安が引き起こす症状についてです。
人間を動かす糸、神経について
体の反応は全て神経が調節します。
神経はまず抹消神経と中枢神経に分けられます。
中枢神経は脳や脊髄で末梢神経はそれより先の神経を指します。
末梢神経は役割の面で2つに別れています。
①体性神経
こちらはからだを動かす神経です。別名動物神経とも呼ばれます。
感覚神経と運動神経に別れ、動物として能動的に動くために働きます。
②自律神経
こちらは内蔵を調節するための神経です。別名は植物神経です。
内蔵を動かす神経と内蔵から情報を受け取る神経からなります。
不安を引き起こす神経について
不安と関係する神経はどこかというと②の自律神経です。
この自律神経はさらに2つに別れます。
交感神経と副交感神経です。
交感神経は興奮する方向の神経で、副交感神経は落ち着く方向の神経です。
動物神経の方は感じることで様々な行動を調節します。
一方、不安と関係する植物神経は興奮するか落ち着くかの2択で動きます。
題にもある動悸、息苦しさ、めまい、冷や汗、吐き気、震え、しびれ、
これらはすべて交感神経が引き起こします。
つまり、植物神経の興奮する方向の指令によって生じる症状です。
このようなことを勉強して役に立つのか。
知は力なりという言葉があります。知ることをこれから自分をコントロールする力に変える方法について説明を続けます。
不安をコントロールするための知識
動悸や息苦しさは辛いです。
心臓が悪いのではないか、肺が悪いのではないか。
これだけ症状が辛いのだから、これは何か悪いものにちがいない。
気のせいだったらこんなにひどい症状は無いはず。
では、その気のせいではない症状はどのように生じるのか。
今まで説明した神経以外に神経はありません。
実は本当に体が痛む時に働く神経も不安の時に働く神経も同じです。
体が重症な時に感じる症状と不安の時に起きる症状は区別は出来ないという訳です。
一度医学的に検査をする必要があります。
それで異常が見つからなくとも、あなたが感じている症状は気のせいという訳ではありません。
しかし、気のせいでないからといって、医学的に治療が必要なわけでもないです。
必要なのは誤った情報であるということを神経に教えることです。
交感神経の落ち着け方
相手を落ち着けるためには自分が落ち着くこと。
まずは親玉である中枢神経が落ち着くことです。
体が重症なときの症状と不安が引き起こす症状は同じくらい強い。
これだけ症状が辛いからと言って病気がある訳ではなく、不安によって交感神経が作動しすぎているんだ。
親玉は納得できましたか?
中枢神経が納得出来なければ末梢神経は納得できません。
これが納得できたならば、その症状を中枢神経で受け取って評価します。
「どきどきしてる。これは交感神経が作動してるんだ、不安を感じているんだ。」
「このドキドキを重症だと勘違いすることでさらに不安になって症状が悪化している。」
最初は上手く行きませんが何度も言い聞かせているうちに
末梢神経も納得してきます
「わかったわかった、そんなに言うならもう不安になるのはやめるよ、そうすれば症状もよくなるって言うのなら試してみるよ。」
末梢神経は理論ではなかなか納得できません。
中枢神経が先に理論で納得して、実際に末梢神経に言い聞かせて試す。
試してみて、症状が少しでも改善した時、末梢神経も納得してさらに症状は改善します。
疾患を学ぶことで症状をコントロールする方法でした。
切実です!よろしければお返事をお願い致します
ありがとうございます。残念ながらメールの相談は受け付けてないんです。実際に診察しないと無責任なことは言えないので、近くのクリニックなどを受診して、相談してみることをお勧めします。その上で一般的なアドバイスとして利用していただけると幸いです。
メールでのもう少し詳しくご相談することはできますか?
はじめまして⭐
まさに、ここの記事が私の症状そのものでコメントさせていただきました
先生、こんにちは☆彡
この記事の知的路線なところ
すご〜〜〜く好き♥︎。
読むだけじゃダメですが(・_・;
できれば、
素人目線で…
各神経の枝分かれについて、
参照図があると分かりやすいです。
先生の手書きじゃないやつね(笑)
そういうアドバイスはありがたいです。手書きじゃなく素人目線なやつですね。