行動認知療法?認知行動療法?正式には認知行動療法ですが・・・。
行動認知療法か?認知行動療法か?
正式にはもちろん認知行動療法です。
ですが、行動認知療法のほうがより良い順番かも知れません。
たかが言葉の順番ですが、【自死と自殺】で書いたように言葉は大切です。
その理由について説明します
行動と認知の特性
認知とは「物事の捉え方のこと」
行動とはそのまま「行うこと」です。
行動については【行動】も良かったら目を通してください。
そこでも説明していますがもう一度「認知」と「行動」性質について説明します。
「認知」は思考ですのでわりとエネルギーが少なく変わります。
しかし、すぐにまた元に戻ってしまうのが難点です。
これが、説得して考えが変わってもすぐに戻ってしまい無駄になる理由です。
「行動」は変えるのに大きなエネルギーがいりますが
変われば習慣として残りやすく、習慣として残れば「認知」に継続的に影響を与えます。
認知が先か?行動が先か?
この特性を踏まえて認知が先か、行動が先か説明します。
微妙なニュアンスを伝えるために解りにくい表現をさせていただきますが、
先に起こるのは「認知」の仮の変化です。
それによって「行動」が変われば本当に「認知」が変わります。
従って正確に言うと 認知行動認知療法
ぐらいかも知れません.
行動を変えるために少しだけ先に認知を変えます。
行動が変われば本当に認知が変わったと言えます。
今回のまとめ
なんだか、屁理屈なようなことを書いてきました。
伝えたことは1つです。
それは
認知行動療法では「行動」を変えることが大切、ということです。
どうしても認知に目が行きがちですが
その認知に目を向けることが必要である理由は
行動を変えることが必要だからです。
行動認知療法についての説明でした。