不安とうつの統一プロトコール デイビット・H・バーロウ

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概要

診断ごとの治療法は大切です。

うつ病はうつ病、不安障害は不安障害でそれぞれのメカニズムがあります。

しかし、同時にうつと不安など多くの症状は合併します。

また、遺伝要因でも同じ遺伝子が関係しているとも言われます。

であれば、それぞれの治療だけでなく統一的にアプローチするという方法も考えられます。

不安とうつの統一プロトコールはこの視点から作られた本です。

この本は患者用と治療者用に別れています。

患者用だけでも使えるような内容になっており、自己学習としても使えます。

書いた人は デイビット・H・バーロウという不安の認知行動療法の重鎮です。

 

良いところと悪いところ

 

この本のいいところは、名前の通り、統一プロトコールであることです。

統一プロトコールとは同じやり方でうつも不安も良くなるということです。

うつ病は、不安と鑑別はしにくいです。

どちらをターゲットにするかというのは治療者でも迷います。

これのどちらにも使えるような方法を試してみて良いものを取り入れる方法です。

この本は盛りだくさんの内容なので、使ってみていいものを使うことができます。

逆に悪いところもこの裏面です。

盛りだくさんのすぎて焦点が定まりにくいです。

この本でこそ大切なのは、実際やってみて必要なことを取り入れるという態度です。

 

簡単な内容

 

具体的な内容として

・体験の記録をつける
・やる気を保つ(動機付け)
・感情に気づく
・感情を観察する(マインドフルネス)
・思考を理解する(コラム法)
・行動を理解する(回避)
・感情に向き合う(暴露療法)

と多くの方法を網羅しています。

どれも実践的に書かれていますがすべての理解は難しいです

試して見て、あった方法を繰り返して練習してみてください。

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