怖い映画をみる方法

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ホラー映画の怖い見方を教えます。
部屋は暗くしてください。もちろんお一人で。
怖いところにきたらその瞬間にテレビを消してください。
そして布団をかぶって他の事を考えます。その映画の事は考えないように。
その後その映画は見ない。そうすると記憶に強く残り、長く怖さが続く事になります。
こうならないための説明です。

馴化とは

馴化とはある刺激が何度も行われる事でその刺激に対する反応が徐々に失われていくことです。
「飽きる」とか、「なれた」という感情の原因となります。
カンデルがアメフラシの馴化の実験でノーベル賞をとっています。
その内容はアメフラシに何度も刺激を加えると徐々に反応が鈍くなっている、という実験でした。
このように馴化は生命に基本的な反応の一つです。
馴化は人にも認められ、PTSDの治療法として利用されます。
例をあげます。ホラー映画の例です。
最初に見たホラー映画は怖いです。
怖い場面になるとたまらず、消したくなります。
これが以前に説明した【回避】です。
それから二度とホラー映画を見ないと次に見る時は同じように怖いでしょう。
「馴化」はこれと逆の作用です。
怖いけれど我慢します。
そして何度もホラー映画を見ます。
そのうちに怖くなくなります。
同じ刺激を繰り返すと、同程度の刺激では反応しなくなる訳です。

馴化と不安

ホラー映画の例を使ってもう少し説明します。
ホラー映画を何度も見ると怖くなくなります。
しかし、それが怖い。
そんな時は一時停止を押しましょう。
そして観察します。
「ここから血が出ているな、ここは肉がえぐれている。」
見ているのはゾンビでしょうか。
観察した後にもう一度その場面をみます。
怖さは薄れている事でしょう。
こちらは不安の特質を利用しています。
不安は正体が解らない時に増大し、正体が解る時には減少します。
ここで注意する事があります。
見た当初は怖いままでしょう。
怖さに堪え兼ねて途中で消さないでください。
必要なのは平気と思えるまで見続ける事です。
そのうちに馴化が起こり恐怖の感情が和らいできます。
そして客観的な観察です。
不安の感情も徐々に和らぎます。
恐怖を和らげるためには馴化が起きるまでしっかり我慢し客観的に観察する事です。
恐怖を強めるためには最初に教えたやり方でどうぞ。
恐怖と戦うための認知行動療法でした。

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