頭が混乱してパニックになるのを減らす
辛くてわけがわからず、パニックになってしまう。
そういう行動パターンをどう変えていくかについての記事です。
何がきっかけで、どう行動したら、どうなった。
という形で一つ一つ行動を整理する事です。
行動に注目する理由
なぜ行動を整理する事が
解決につながっていくか説明します。
パニックになった時に
一番多くとられる戦略は原因を見つけるということです。
どれが本当の原因か考えていき
その原因を無くすとで解決しようとします。
しかし、問題点がいくつかあります。
①原因と解決の方法は違う
原因と解決は必ずしも結びつきません。
車の事故が原因で車が壊れた時に必要な事は
原因の追求ではなく、修理に出す事です。
原因も大事ですが、今現状を解決する事が先決です。
②根本原因は解決出来ない事が多い
原因を考えるとどんどん大きなものになっていきます。
これが原因かな、過去のトラウマ?
親との関係?遺伝?
本当の原因と考えるほど解決不能な問題になります。
③原因を考えると過去につながる
原因とは因果関係
因果関係とは過去の現在への影響です。
したがって原因を考えだすと過去へとさかのぼります。
そして過去は変えられない。
これらの理由により原因探しは行き詰まってしまいます。
行動に着目すると良いこと
行動を見て良い事は
それが改善可能である事です。
①行動は変えられる
行動であれば変える事が出来ます。
過去とちがい自分でコントロール出来る。
変える事が出来る事で
実際に解決するか試してみるというステップも使えます。
②行動は自分のもの
原因で問題になるのは
他人の言動に行き着く事です。
何も自分で責任をとりなさいと言う訳ではなく
他人の行動でなく、自分の行動が変えられるということです。
絡まった糸のほどき方
やり方としては繰り返しになりますが
何がきっかけで、どう行動したら、どうなった。
とほどいていく事です。
例:無理して出かけたらパニックになって辛かった
例として出かけてパニックになったことを挙げます。
無理して出かけたけど、色々する事があって
ショッピングセンターでパニックになった。
どうしようどうしようと思って帰ってきたらどっと疲れた。
帰ってから何でいつもこうなってしまうんだろうと辛くなった。
見事にからまっています。
ここから原因だけ考えてしまうと、
出かけたから悪かったんだ。
私はこうなるからもう出かけられない。
と言う結論が出てしまう事もあります。
行動を取り出す
では、まず行動を取り出してみましょう。
出かけた、することを考えた、帰ってきた、何でこうなるかと考えた
感じた事ではなく能動的に考えた事は
コントロール出来るので行動と捉えます。
行動の前にきっかけ、後に結果
そしてきっかけと結果を考えます。
①出かけたいと思って、出かけたら、ショッピングセンターに行けた
②多くのする事が思い浮かんで、する事を考えた、パニックになった
③パニックになって、途中で帰ってきたら、自己嫌悪になった。
大分整理されてきました。
ここで大切なのは行動の結果は直前の行動と結びつける事です。
其々について効果があった行動か考えていきます。
評価する
①の結果はショッピングセンター行けた、なので OK
②の結果はパニックになった から×
③の結果は自己嫌悪だから×
これでほどけてきました。
今後の行動を考える
ここまで来れれば他の行動を試してみる事が出来ます。
多くのする事が思い浮かんだ時、する事を考えるのはうまく行かないから
他の事をしてみる
パニックになって途中で帰ると自己嫌悪になるから
他の事をしてみる。
実際に試していって少しずつ良かった行動を集めていってください。
先生、こんにちは☻
物事って順に追って整理していくと
事柄だけでなく心も整理ができるんですよね。
私、こういうのやるとき必ず茶店です。
↑
場所大事♥︎雰囲気も大事♥︎
先生の解き方で、
数学の証明を思い出しました。
冷静になろうと頑張っても冷静にはなかなかなれませんが、整理をし始めるといやでも冷静になってくるって感じです。