感情を抑圧しないために|アクセプタンスとは?
今回は感情を抑圧しないためにどうするかについての記事です。
まず想像力を働かせてもらいます。
幽霊が後ろにいる気がする時
あなたは道を歩いています。小学校の時の通学路などをイメージしてください。時間は夕方すぎ、あたりはもう暗くなっている頃です。
家に帰るために歩いていましたが、急に後ろで物音がします。びっくりして振り返っても何もいません。ネコか何かかな、そう思ってまた進み始めます。
しばらくしてもう一度音がしました。それも足音のようにずっと聞こえてきます。もしかしたら幽霊かも、そう考えるとどんどん強くなってきました。
家早く帰りたいけれど、まだまだ距離があります。こんな時あなたはどうしますか?
不安が急に襲ってきた時
もう一つ考えてもらいたいのは不安になる時です。気がかりなことがある時、苦手な人や場所がある時、いつも決まって不安になることがあるかもしれません。
また不安になりそうだな、そう思うと怖くなります。
人ごみの中で決まって不安になるとしたら、人ごみに入りそうな時に不安が出てきます。
もしかしたら調子が悪くて吐いてしまうかな、そうすると周りの人が嫌な顔をしそうだ。誰も助けてくれず、周りの人に見られたまま吐き続けるかもしれない。
そんな時、あなたはどうしますか?
幽霊を怖がらないために
幽霊がついてきて怖いなと思っているとき、必要なことは振り返ってみる好奇心です。
もし、振り返るのが怖くて、走り出すことをしたらどうなるでしょうか?
恐怖は走り出したことによってどんどん強くなります。幽霊も走って追いかけているような気がしてもっと早く走って。
早く走れば幽霊を振り切ったと安心できるわけではなく、走れば走るほど強くなっていきます。
この理由は簡単です。正体不明のものから逃げれば逃げるほど恐怖は大きくなっていきます。
だから必要なことは振り返ってみることです。やっぱり猫だということがわかるかもしれません。
もしかしたら幽霊が実際についてきていたらどうするんだ!そう思うかもしれません。しかし、幽霊を実際にまじまじと見ることができればだんだん怖く無くなってくる、気もしませんか?
不安を振り返るために
不安も似ていたりします。不安が嫌だなと思って抑圧することは、幽霊がいそうだなと思って走るのと同じ効果を持ちます。
不安を抑えれば抑えるほど、幽霊からはしって逃げることになってしまいます。
では、どうすればいいか?
幽霊であれば振り返ればよかったのですが、不安を振り返るというのはどうすればいいのでしょうか?
その方法が体の症状を観察すること「アクセプタンス」と呼びます。
不安とひとまとめにするのではなく、気持ち悪いのか、動悸がするのか。気持ちが悪いならばどこが気持ち悪いのか、気持ちの悪さはどう変化するかということを観察します。
ぜひ不安になった時症状観察「アクセプタンス」を試してみてください。
まとめ
不安という幽霊が怖くなってきた時こそ振り返る「アクセプタンス」