原因はストレスですねと言われて辛くなった人へ

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頭痛、腹痛などで原因はストレス、こう言われて辛い気持ちになった人は多いです。
だからといって、検索しても痛みの原因はないと言われる。でも痛いのに。
また、同じようなことを言うのだろうと思わず、一度読んでみてください。
ポイントは
①実際の痛みの原因の有無と痛みの程度は相関しない。
②原因がはっきりしないから、気持ちの切り替えでどうにかなる、という訳でもない。
③刺激×受容=感じる痛み 「受容」を下げるのは高すぎるからではなく、両方からのアプローチが必要。

ストレスと痛みの関係

ストレスと痛みの関係は難しいです。
なぜ難しいかというと、多くの人に「ストレスから痛み=たいした事ない」がインプットされているからです。
「幻肢痛」という症状があります。
これは切断した四肢が痛むという症状です。
まれではなく、切断後多くの人に見られるようです。
この痛みは凄まじく、「万力でつぶされたような感じ」と訴える人もいるようです。
治療法は鏡で反対の足を映して足があるように錯覚させる「鏡療法」があります。
原始的な脳の処理によって痛みが出ているため、その原始的な脳に大丈夫であると錯覚させる事が必要です。
このように実際の痛みの原因の有無と痛みの程度は相関しません。
むしろ、感覚の入力と関係していないからこそ痛みが収まりにくと考える事も出来ます。
ストレスから来る痛みだからといってたいした事ないどころか、実際に痛みが存在するよりもその方が辛いと言う可能性もあるという事です。
また、幻肢痛の場合、「痛みはない」と思って改善するわけではありません。
適切なやり方で原始的な脳を勘違いさせる事が必要です。
原因がはっきりしないから、気持ちの切り替えでどうにかなる、という訳でもないのです。
ここまで、ストレスによる痛みだからといって、たいした事ないわけでもないし、気持ちの切り替えで治るわけでもない事を説明しました。
実際に痛みがある場合このように言われてもピンと来る事は少ないです。
私でも説明はしているけれど、痛みの原因はあるはずと思う事でしょう。
そのため、内科の検査で問題ないと言われた時、うらぎられてしまったと思う事になります。
もう一つの考え方を紹介しましょう。

痛みのメカニズム

痛みを感じるためには実際に感じている刺激と、それを受け取る脳での受容が必要です。
脳は外部の刺激を脳で受容しています。
この反応は原始的な反応です。
これに加え、人はイメージトレーニングをする事が出来ます。
これはどういう事かというと、脳が想像で行動してその刺激を脳が受容することができる、ということです。
人は自分の脳からの信号であってもフィードバックに生かせるという特徴を持っています。
おそらく、動物では幻肢痛はあっても少ないです。
刺激がなくともイメージで受容している人だから、刺激が無くなった後の痛みを感じることになります。
このように痛みには「刺激」と脳での「受容」の両方でなりたつことになります。
刺激×受容=感じる痛み、です。
まずは刺激の方を減らす事が必要です。
原因を無くす治療や痛み止めがこの手段です。
しかし、現代の医学では対応できない事も多いです。
一通りの検査で「刺激」が減らせないとしたら。
もちろん引き続き、原因を探す事が必要です。
「受容」の方を下げる事も必要になります。
この時にあなたの「受容」が高すぎるというのと話は違います。
多くの人は「脳の受容が高い」=「私のメンタルが弱い」と言われているように感じてしまいます。
そのため受け入れにくくなります。
ここで違うのは「刺激」の方が下げられない以上「受容」ほうを下げる必要があるという事だけです。
この「受容」を下げるのは高すぎるからではなく、両方からのアプローチが必要だからです。
10×10=100が普通の痛みだとしたら、10×1=10にする。
すなわち、普通の人以上に「受容」を下げる事が必要になります。
その時の方法として数字で表して客観的にみる方法やリラクゼーションがあります。
また、誰であっても、メンタルの強い弱いに関わらず、認知は症状に影響を与えますので、5コラム表なども効果的です。
ストレスと絡んだ痛みの治療は一筋縄ではいきません。
①実際の痛みの原因の有無と痛みの程度は相関しません。
②原因がはっきりしないから、気持ちの切り替えでどうにかなる、という訳でもない
③刺激×受容=感じる痛み 「受容」を下げるのは高すぎるからではなく、両方からのアプローチが必要だから
もし参考になれば今回の記事のストレスと痛みについて、利用してみてください。

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