反芻しても「インナーチャイルド」は泣き止まない。

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自分を見つめ、考えることはうつ病で大切なことです。
しかし、考え込んでしまうことでうつ病が悪化する場合があります。
良い思考と悪い思考の見分け方についてです。

良い思考と悪い思考

認知行動療法は自分のことを見つめてもらうことが多いです。
問題なのはうつ病でも自分のことを見つめてしまうことが多いことです。
この区別をしなければ、認知行動療法やってるつもりで、どんどん気分を悪くしてしまうということがあります。
うつ病の時に考えてしまうことは「反芻」と言います。
多くの場合は解決方法見つけているようで反芻をしてしまうことが多いです。
「ああすれば良かった」という後悔
「あいつが悪い」という怒り
「自分はいつも失敗してきた」という悲しみ
「自分はあの人からどう思われているんだろう」という悩み
これら、何度も、長時間思い悩むことは反芻です。
悪い思考である反芻の特徴をあげます。
①考えていると徐々に気分が悪くなってくる
②答えが出ずに、同じことをグルグルまわる。
などです。反芻の原因について述べます。

インナーチャイルド

子は大人の親、三つ子の魂百まで、いろいろな言い方をされます。
蓄積した過去は大きな影響を与えます。
さらにこの過去は変えることはできません。
従って「インナーチャイルド」にこだわっているうちは解決法が見つからないことは多いです。
反芻をすることはインナーチャイルドを刺激してあやしているようなものです。
必要なのはインナーチャイルドをあやしてあげることではありません。
まず、インナーチャイルドが訴えている「感情」をわかってあげること。
そして、インナーチャイルド自体に関わるのではなく、そのインナーチャイルドが刺激されている問題について取り組むことです。
泣いている子どもをあやすだけでなく、何を求めるかわかってあげて、それを解決してください。

反芻のやめ方

反芻を辞めるのに一番難しいことは気づくことです。
多くの人は、普通に考えていたのが何時の間にか反芻になり、気分が悪くなります。
結果、 考えたこと自体が悪かったと判定しがちです。
本当は、反芻が悪いのであって、思考すること自体は必要なことです。
また、回避の方法としても使われることが多いです。
何かしたくない時に、考えるふりをして反芻が出てくることで、回避の役割になります。
やり方ですが、気分が悪くなる、同じところを回る思考が起きた場合に、いったん止まってください
そこから時間を測り、数分後にもう一度評価します。
その時に気分が悪くなっていればそれが反芻です。
反芻は同じテーマが多いのでいくつか書き溜めれば反芻の多くを防げます。
気分を悪化させる可能性のある「反芻」の対処の仕方でした。

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