うつになる原因、いつも失敗してしまう原因は「スキーマ」にあった。

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行動、考え、感じ方というのは一種のパターンです。
一見他のやり方や考え方はできなかったように錯覚しがちですが、
パターンと捉えることで今まで見えてこなかったものが見えてくるようになります。

スキーマとは
考え、行動、感じ方などの「型」のことであり
良い悪いではなく、状況に応じて良い働きをしたり悪く働いたりする。

スキーマとは

「スキーマ」とは行動や考えを生み出すパターンです。
考えや行動を起こす時だけでなく、見たり感じたりする事もスキーマになります。
このスキーマは、良いもの、悪いものではなく、
自分の行動は多かれ少なかれ、全てスキーマによって起きるとも言えます。
行動する時は深く考えず、スキーマに従っている事が多いです。
考える時もどのスキーマの行動をとろうかという事を何らかのスキーマで考えている事になります。
このスキーマには強さがあります。
強いスキーマであれば、それは気づかずにいつも従ってしまう捉え方である事が多いです。
弱いスキーマであれば、少し考えると違う行動をとれます。
スキーマとは強さは違えども、考え、行動の「型」であり、常に何らかのスキーマに従っているという事です。

スキーマが悪者になるタイミング

このスキーマはそれだけで良いものでも悪いものでもありません。
「何事も完璧にしなければならない」という考え方のスキーマは
テストの時に良い働きをして、急いで掃除を終わらせる時には悪い働きをします。
「優しくしてくれたらいい人に感じてしまう」という感じ方のスキーマは
信頼できる人にあった時は良く、だましてくる相手には悪いです。
逆に「優しくしてくる奴は怪しい」という感じ方なら
だましてくる相手には良い働きをしますが、信頼できる人の助けを拒否してしまうかもしれません。
このようにスキーマ自体には良い、悪いはなく、
タイミングによってよく働いたり、悪く働いたりするという事になります。

スキーマとの良いつきあい方

スキーマは自体には良い悪いはありません。
タイミングによって悪く働く時があるだけです。
では良いつきあい方とは、いいタイミングのときに適切なスキーマを使う事か。
もちろんそうですが、それは無理でしょう。
先ほどの例で説明すると
人の対する感じ方はその人が信頼できるかどうかによって良いスキーマにも悪いスキーマにもなります。
であれば適切にスキーマを使うためには、判断を常に正しくしなければなりません。
それは無理ですし、出来たとしても「私の人に対する判断は正しい」というスキーマに支配されているだけかもしれません。
良いスキーマとのつきあい方は「柔軟である事」です。
目の前の人を良い、悪いをすぐ判断するのではなく、情報を集めます。
他の人に対する態度は、とっている行動は、お金の使い方は
これも「他の人に良い態度をとる人は信頼できる」というスキーマに従っていることになります。
しかし、「優しくしてもらうといい人に感じてしまう」というスキーマだけよりだまされる可能性は減り
「優しくしてくる奴は怪しい」というスキーマだけよりは信頼できる人を見つける事が出来るでしょう。
この意味では「柔軟さ」というのはいかに多くのスキーマを使えるかとも言えるかもしれません。
自分が少ないスキーマで判断してしまっていると思う時、

少し立ち止まって
その他に使えるスキーマがないかを考えてください。
別のスキーマを考えてみるというとても便利なスキーマの紹介でした。

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