絶対に歩けないと信じながら歩く、ことでうつ病が治る?

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今回は「言葉にとらわれる」ということについて説明します。

アクセプタンスと呼ばれている新しい認知行動療法での考え方です。

 

 

言葉にとらわれないようにするとは?

 

アクセプタンスは受け入れるというイメージから

要するに症状があっても気にしなければ良いんだろう、と考えられがちです。

 

受け入れられるのならとっくに受け入れている。

それが出来ないから困っているんじゃないか、と思われてしまいますが違います。

 

コントロールしようとしても、受け入れようとしても

上手く行かないこともありますよね、というところから始まります。

 

言葉の世界の呪いから解き放たれる

 

人間は言語で考え、言語の世界に生きています。

意識せずに言語そのものが事実であると考えてしまいがちです。

 

例えば

「私はうつ病で人生が台無しになっている。」

という言葉があります。

 

なにもそれが嘘であるとか間違っているとか説明する訳ではありません。

「私はうつ病で人生が台無しになっている。」という言葉が問題です。

 

ためしに10回ぐらい「私はうつ病で人生が台無しになっている。」といってみてください。

歌うように言ってみるという方法もとられます。

 

重要なのは「私はうつ病で人生が台無しになっている。」という言葉によって

自分の中にいろいろな反応が起きてしまうのですが、

それを単なる言葉が思い浮かんだ感じにしてしまうことです。

 

「私はうつ病で人生が台無しになっている。」と考えると辛いです。

過去のことを思い出して出来なかったことを悔やんで。

これから先も絶対に幸せになれない、と連想していきます。

 

それを取り除いた単なる言葉として

「私はうつ病で人生が台無しになっている。」と言い続けることが方法です。

 

歩けないと信じて歩くことが出来る

 

この方法をとると問題が起きます。

言葉には自分の人生を決める力はなかったことに気づき始めてしまう

何で今までこんなに無駄な時間を過ごしてきたのだろう

という気持ちが出てきます。

 

今までの自分が馬鹿だったということか、間違っていたのか

様々な気持ちが生じてきて

いや、そんなはずは無い。

こんな馬鹿げた治療で上手く行けば自分が苦労しているはずは無いんだ。

こんな感じで考えてしまい後戻りしてしまいます。

 

もちろんその考えも間違っていると言うつもりは全くありません。

「こんな馬鹿げた治療で上手く行けば自分が苦労しているはずは無い。」

これもついでに10回歌いながら言って見ましょう。

その他にも思い浮かんだ言葉全てを口に出してください。

 

言葉の思考に行動をコントロールされる必要はない

 

「私はうつ病で人生が台無しになっている。」

「こんな馬鹿げた治療で上手く行けば自分が苦労しているはずは無い。」

そう思いながらも自分の望む人生を送ることは出来ます。

 

絶対に歩くことが出来ないと言いながら

周りを歩いてみてください。

おそらく出来たでしょう。

言葉の思考に行動を制限する力は無いのです。

 

同様に「私はうつ病で人生が台無しになっている。」

と思いながら自分の望んだ人生を歩いていってください。

 

「私はうつ病で人生が台無しになっている。」と思う必要も無ければ

その思考を変える必要もありませんし、気にしないで受け入れる必要もありません。

なぜならばそれはただの言葉に過ぎないのですから。

 

でも症状があるから辛くて何も出来ない。実際に出来ないんだ。と思うかもしれません。

絶対に歩けないと思いながら歩いてみてください。

次に絶対に出来ないと思いながらしたいことをやっていってください。

その考えを変えようとする必要もありません。

なぜならそれはただの言葉に過ぎないのですから

 

伝わったでしょうか。

ご意見ご感想もお待ちしております

 

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4 Responses to “絶対に歩けないと信じながら歩く、ことでうつ病が治る?”

  1. jose より:

    初めまして。
    パニック障害でこのサイトに辿り着き、お世話になっております。

    しかしながら、このページにおきましては、意味が全く分かりません。
    実際に体験した気分の悪さと身体症状によって言葉が発生しているのに、「言葉に意味がない」事だけを意識した所で解決しません。
    軽い鬱程度ならまだしも、パニック障害や重度の鬱レベルの方は、言葉に反応しているの「ではなく」、別のページで仰っていたように「実際に起こった事を反芻している」から、気分が悪くなるのです。
    ここで必要なのは…これも別のページで仰っていたように「呼吸法」「捉え方の改善」「小さな問題解決の積み重ね」です。

    言葉自体には、希望の目標を言葉や文章にして確認すると良いという脳科学の(茂木健一郎氏の書籍に詳しい)研究結果もあります。
    日々、目にする言葉や口にする言葉に最も影響を受ける、程度で留めておいたほうが良いのではないでしょうか?

  2. AKKKO より:

    はじめまして。

    絶対に歩けないと繰り返しつつ、歩きまわってみました。
    仰るとおり、歩けましたよ♪

    私は、言霊なるものを信じていましたが、
    今日いまから言霊信仰?を捨て去ってしまうかもしれません。

    誰かに言われたあんなコトバ、自分が自分にかける醜いコトバ、それらいとらわれる必要はないってことかもしれませんね。

    今日は、よい気づきのあった1日です。

    こちらの記事にすくわれた思いです。
    ありがとうございました。

  3. makoto より:

    はじめまして。このサイトに治療開始前に出会いたかったです。
    私は不安障害と診断されてから7年ほど経過しています。
    抗不安薬とドグマチールをずっと飲んできましたが、最近、断薬と禁煙をはじめました。
    治った訳ではなく、飲み続けることが怖くなったからです。
    もうすでに手遅れで、薬のせいで遺伝子はすでに壊れていて、子供に障害が出るのでは?。など・・・
    毎日、不安ばかり増えていき辛いです。

    アクセプタンスの治療を試したいのですが、
    歩けないと何度も唱えて歩く場合、
    実際に歩けるかもしれませんが、
    もし、本当に歩けなくなったらどうすればいいのだろう?
    もう、一生歩けなくなるのでは?と、不安になり試せません。
    (プラシーボ効果?のような感じで)
    その場合、歩けると10回唱えれば歩けるようになるだろう。と、考えることはできますが、
    それでも、もとに戻らないのではと言う不安が消えません。
    何か、解決方法があれば、ご教授くださると助かります。

    • thinkDr より:

      そのように言っていただけると頑張って書いているかいがあります。ありがとうございます。
      この課題で歩けないのではと思う場合は、この練習は効果があります。
      自己暗示能力が高いと不安に左右されてしまう傾向が高くなります。
      不安は消えません。客観的に捉えることでより害の少ない不安に変わるだけです。
      歩けないと考えることで本当に歩けなくなりそうになってしまう自分の思考を少しおもしろがって観察してください。
      何度もやれば意味がわかってくると思います。

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