うつ病に頑張れと言ってはいけない?

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今回はうつ病に頑張れと言ってはいけない

本当のところはどうなのでしょうか。

 

 

 

頑張れとうつ病には言ってはいけない

 

うつ病の人に頑張れと言ってはいけない。

これについて考えてみます。

 

頑張れと最初に言うことで与える印象

 

うつ病で辛い人がいます。

その人が友達に相談しました。

 

「もう、自分なんてダメなやつなんだと思う。失敗ばかりして。」

「大変だと思うけど、頑張って。」

「でもやってもどうせまた失敗するし。」

「そんなことないよ。千里の道も一歩からと言うし。」

「やっぱり自分には無理だ。」

 

 

うつ病の人が受けるメッセージはどんなものでしょうか。

頑張って無いからやっぱり自分はダメなやつだ。

頑張れば失敗しなかったのにやっぱり自分が悪い。

悩みを人に話すなんてしてはいけないんだ。

 

このように思ってしまえば

うつ病にもちろん悪い影響を与えます。

 

頑張れの前にすべきこと

 

では別のパターンです。

 

「もう、自分なんてダメなやつなんだと思う。失敗ばかりして。」

「そうか、そう思うと辛いね。どうしてそう思うの?」

「この前仕事で失敗して上司に怒られたんだ。」

「あの上司怒るとこわいよね。」

「そうなんだ。でも自分が失敗したのが悪い訳だし。」

「どんな失敗したの。」

「書類のミスがあって、先方に迷惑をかけてしまって。」

「そうか。」

「やっぱり自分はダメなやつだ。謝りにいくのも怖いし。」

「それは心配だね。とりあえずあって謝りに行く前に出来ること無いの。」

「自分の友人がいるから電話してみようかな。」

「大変だと思うけど、頑張って。」

 

今度は頑張れという言葉の印象も変わったのではないでしょうか。

 

うつ病の人に頑張れと言う事が悪いのではなく

最初のうちに「頑張れ」という言葉を使ってしまって

相手に対して頑張っていないダメなやつだと言うメッセージを与えることが問題になります。

 

先に言うか後に言うかが問題だ

 

頑張れと先に言うか後に言うかによって印象が変わります。

このように何を言うかよりもどのような順番で言うかの方が重要な意味を帯びてきます

 

コミュニケーションは言い方の順番が大事

 

言い方の順番が大事なのは何も

うつ病の時に限りません。

 

一般的なコミュニケーションであっても

言い方の順番によって与えるメッセージが変わります。

 

精神科においては

まず、相手の話を聞き出した後で

伝えると言うことが大切になる場面があります。

 

コミュニケーションを効果的に行うために

言うことを考えるだけでなく

 

どの順番で言うかと考えてから伝える

同じ事を言うのであっても良い効果がでたり悪い効果が出たりします。

 

内容だけでなく順番にこだわることの重要性についてでした。

 

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