健康への不安は「気にすることないよ」と言わない方が良い?

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自分が病気かもしれないという不安は強力です。
「気にすることない」そう自分に言い聞かせたりアドバイスをもらったりすることは多いです。
しかし、多くの場合はそれで不安が無くなることはありません。
健康への不安のために効果的な対応についてです。

心気症について

健康は誰しも気になるものです。
健康のための食品、情報は様々なところにあふれかえっています。
健康のためなら死ねる、といわれるほど、熱心に求められたりします。
そこまでは行かなくとも、楽しく過ごすための手段であった健康がいつの間にか目的になってしまうことは少なくありません。
病気や障害に対する過剰な神経質さは一説によると成人の4分の1にも達するとのことです。
かといって、健康を気にも留めないようであれば
それは一種の個人の自由ではありますが
やはり、病気になってしまうと治療可能であれば後悔することになります。
この難しいバランスの「心気症」(健康不安)にたいしての認知行動療法を紹介します。

心気症のメカニズム

心気症になってしまいがちな考え方としては
「私がそれをかんじているから、それは本当であるはずだ」
という感情的理由付けです。
また、人の注意には選択的注意という特徴があります。
おなかの痛みが気になってしまえばそこに注意が集中し、感覚が鋭敏となりさらに痛みは悪化します。
この二つのメカニズムで最初は気になる程度であった症状が
徐々に悪化し、健康に対する不安も増大してしまうことになります。
また、健康に対する不安が増大すると回避も伴ってくるようになります。
症状が持続すると、原因は何か化学物質のアレルギーではないかなどの考えが生じることになります。
そして、それらを避けることによって回避のメカニズムでより症状に対する確信を抱いてしまうことになります。
医療の問題もあります。
検査などで異常がないと診断されると、医療の側から「あなたは大丈夫。」と言われることが多いです。
検査では問題なくとも、このように言われると自分が痛みをもっていることまで否定されたように感じてしまうことがあります。
「本当に痛いのに大げさだと思われている」と思うことは大変辛いことです。
こうして自分の中で一貫性をとるために症状に対する確信をより深めてしまうことになります。

心気症に対してしてはいけないこと

まずは何をしてはいけないかということを先に説明します。
人間が自然にしたてあげたくなることと、実際に効果が出ることが違うことがよくあります。
良かれと思ってやってあげたことが裏目に出てしまうことが多いです。
メカニズムでも紹介してきました。
「症状があることを認めること」がまず必要です。
幻肢痛という症状があります。
これは切断したはずの四肢が痛む病気で、実際にはない手足が強烈に痛みます。
このような例を通じて、痛みの原因がないことが痛みの存在を否定している訳ではないことを理解することが必要です。
もうひとつは「気にしなければ良いよ」と言ってしまうことです。
これは何も考えずに言ってしまいがちです。
どうしてもこの言葉には心配することは無駄だと言う意味を感じてしまいます。
辛いのに自分のしていることが無駄だと言われると、自分を否定されたように感じます。
そのため一時的に不安は下がっても多くの場合また不安が生じることが多いです。

健康への不安の和らげ方

不安に対してはそれを無くそうというスタンスは良くないことが多いです。
必要なことは不安があっても生活に支障を来さないようにする心構えです。
それが結果的に不安をなくしていくこととなります。
健康への不安も同様です。
まずは症状が増幅されているかもしれないというところに目を向けてみてください。
そうだと、決めつけている訳ではありません。
検査で問題がなければ増幅の可能性も少しだけ考慮に入れてみてください。
そして、症状の原因を探すことと、症状があっても問題なく生活する意識と平行して行ってください。
そうすることでたとえ症状の原因がある場合でも、症状を和らげることが出来ます。
健康への不安はこの意識どれだけ保てるかにかかってきます。
これは大変難しく、簡単に出来ることではありません。

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