心を鍛えるとは距離をおく事

スポンサードリンク

心を鍛える方法はどうすれば良いのでしょうか。

病気にならない強い心とは何事にも動じない事ではなく

距離をおいて考えられることです。

 

 

自分の心と距離をおくために

 

自分の考えている事を少し距離をおいて観察する事

これがメタ認知であり、心を鍛えるためにはまず大切な事です。

 

メタ認知を身につける

 

どうすればこのメタ認知を身につける事が出来るのか。

難しい事は人間は意識しない状態では

考えも感情もごちゃ混ぜになった、苦しさなどを捉えているということです。

 

その状態で悩み始めるとたいていは反芻に入ってしまします。

反芻とは自己正当化、昔の事を思い出す、「何で、どうして」の自問

などで、2分間たっても気分が悪くなるだけで結論の出ない考えです。

 

【認知行動療法】であってもこの反芻の中で使うと効果はありません。

先にメタ認知によって距離をとる事が必要になります。

 

①距離をおこうという意識を持つ

 

まずはメタ認知をしようと思わなければ始まりません。

しかもそれを苦しんでいる最中にしようと思う事です。

かなり難しいです。

 

こつは名刺大のカードなどを持ち歩いて、そこに

「距離をおいて考える」と書いておいたり

輪ゴムを手首に付けて、2分以上考えている事に気づいたら

パチンとはじいて合図にする方法などがあります。

 

②感情を捉える

 

次にする事はもやもやした苦しみに名前を付ける事です。

感情で分類します

感情は悲しみ、不安、怒り、喜びの4つです。

 

正解に分類する事より分類する事自体が大切です。

深く考えず、間違ってもいいのでこの4つから1つだけを選んでしまいます。

 

③自動思考を捉える

 

自分の考えを捉えます。これは反芻するのとは違います。

そしてこれはむちゃくちゃ厳しいです。

 

厳しい理由は自分の苦しみを自分から出たものと捉えなければならないからです。

自己正当化、昔の事を思い出す、「何で、どうして」の自問、これらの反芻は

すべて今の苦しみの原因を探そうとする行為です。

 

これは本能として、苦しみがあれば原因を見つけるという自然な行動です。

しかし、人間は脳が発達しており、周囲の出来事による脳の中の状態に左右されます。

きっかけは出来事によって脳のスイッチが入ったとしても

そのスイッチをきる方法は出来事ではなく自分の脳の中にあります。

 

何かの原因でなく、いま自分が捉えている感情、考えこそが苦しみをつくっている

これを捉えることが出来ないために自動思考が捉えられないことは多いです。

 

反芻による邪魔をかき分けて意識されない自分の考えを捉えます。

これを【自動思考】といいます。

 

鍛えられている心とは

 

①距離をおこうとする意識をもって

②感情を捉えて

③自動思考を捉えれば

これで心は一つ鍛えられました。

 

今までは正体のわからなかった苦しみという化け物も

ここまで出来れば捉えてかごに入った状態で見る事が出来ます。

見てみれば何の事はない、自分のパターンです。

 

挨拶をされなかったから嫌われているんじゃないかと思って不安になったんだな。

出来事→自動思考→感情 のパターンをかごに入れて見てください。

これを繰り返す事で心は徐々に鍛えられていきます。

 

スポンサードリンク

2 Responses to “心を鍛えるとは距離をおく事”

  1. 匿名 より:

    元々加害者がいて、理不尽な仕打ちにあったことで苦しんでいる場合、苦しみは自分が生み出していると捉えることは、難しいか、自分のせいじゃないのに、自分に問題があるとすり替える危険あります。頭を整理する必要があります。何でも本人の問題にするやり方は古いんでは?

    • thinkDr より:

      どのやり方も万能ではなく、変えられるものは変えて、変えられない物は受け入れて、その二つを見分ける賢さ、が大切だとおもいます。

匿名 へ返信する


× 一 = 8

サブコンテンツ

このページの先頭へ