認知行動療法のやり方

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認知行動療法って何をやってるの?

という疑問に答えます。

ここでの説明はかなりおおざっぱなものです。

説明が簡単にされるからといってその通りやれば簡単に出来る訳ではありません。

 

 

 

認知行動療法の流れ

 

では大まかにどのような会話となるものかについてです。

もちろん、これがこのまま実際に行われるわけではありません。

 

野球で説明すると

投げられた玉をうって走る。次の人がうったらもう一度走る。

4回走ったら点が入る。と説明するようなものです。

 

説明は簡単ですが、それだけで出来るものでもなく、

実際の試合では様々なハプニングやドラマがあります。

認知行動療法も同じです。

 

実際の認知行動療法の例

 

「こんにちは、今週はどんな事がありました。」

「仕事でミスをしてしまって、上司に注意されたって事がありました。」

「そのときはどんな気分でしたか。」

「悲しい気分です。」

「悲しい気持ちは100%中何%ぐらいですか。」

「80%ぐらいです。」

「そのような悲しい気分になったとき、頭の中でどのような事を考えましたか。」

「もうダメだ、自分はくびになってしまうって。」

「そのように考えると辛いですよね。」

「はい。」

「くびになってしまうと考えてしまった理由はあるんですか。」

「最近一人リストラされたんです。だから次は自分かなと思って。」

「逆にくびにはならないかもと考えられる理由は何かありますか。」

「それは・・・・ないです。」

「例えば以前、ミスをしたときはどうでしたか。」

「えっと、そのときは、次に気をつけるようにしたからくびにはならなかったです。」

「ミスをしたけれどくびにはならなかった。」

「そうですね。」

「くびになってしまうということを信じるとどうなってしまいますか。」

「会社に行きたくなくなります。」

「会社に行かないでいると。」

「それこそ本当にくびになるかもしれませんね。」

「あなたがおっしゃったように、次から気をつけるようにしたらくびにはならないと考えられるとどうですか。」

「多少気まずくても、行ってみれば大丈夫なのかなって。」

「行かないとくびになるけど、行ってみれば大丈夫だろうと。」

「そうですね。」

「実際にどのどのように行動しようと」

「まあ、行って見た方がいいのかな。」

「そう考えると悲しい気持ちは今は何%ですか。」

「少し楽になって、60%ぐらいですね。」

「自分の思考をすごく客観的に見れて良かったですよ。また次に同じような事が合った時応用出来そうですか。」

「そうですね、やってみようと思います。」

 

ポイントはどこか

 

いろいろと認知行動療法のやり方が入っているのですが

自分が大事だと思うところを説明します。

 

認知行動療法ではソクラテス式に質問する

すなわち、質問をして相手に答えてもらって

気づいてもらう事で進めていく事が多いです。

 

直接指導する事よりも自分で発見してもらう事で

アドバイスがより効果的です。

 

そのためには共感的な態度が必要です。

ソクラテス式に聞いていっても共感的な態度がなければ

直接的な指導と同じです。

 

読んでいて、途中ではさんだ

「そのように考えるとつらいですよね。」

のところで少しホッとしたりしませんか。

 

認知行動療法が上手く行くために必要な事は

認知行動療法以外の要素にあります。

 

認知行動療法のやり方でした。

 

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