オンラインゲーム依存症の負の報酬、オンラインゲームはサラ金からの借金
yahooニュースでオンラインゲーム依存症についての記事がありました。
負の報酬とは、ネットやスマホの利用をやめることによって生じるデメリットのことだ。
「ネットの世界で獲得できる充足感や癒やしは、いわゆる『正の報酬』に位置づけられます。飲酒で味わう陶酔感や、ギャンブルで得られるお金、快感と同じものです。これも依存の要因となりますが、それに加えてネット・スマホでは『負の報酬』によっても依存が助長される」(東京大学大学院情報学環の橋元良明教授)
続いて負の依存に対してこのように説明しています。
例えば、オンラインゲームでは、プレーヤーが操る登場人物の熟練度が上がると、他者からの尊敬や注目を集め、達成感を得ることができる。そうした正の報酬を得られる半面、ゲームをやめてしまうと、仲間から相手にされなくなる不安や、迷惑をかけるかもしれないという罪悪感、つまり負の報酬も抱くというのだ。
負の依存とは何か
私なりに負の依存とは何かということについて考えてみました。
負の依存は借金
負の依存とはある意味で借金ともいえます。
何を借りるのかというと
人に「自信」を借ります。
自信を付けるためには貯金と借金があります。
自信を稼ぐとは自分で努力して
それに対して自分が自信を持つことです。
好きなことに打ち込んでいて自分で納得できれば貯金がたまります。
逆に借金とは
他の人に認めてもらって、自信をつけることです。
借金の悪いところと良いところ
貯金であればすぐに無くなることはありません。
しかし問題はなかなかたまりにくいことです。
全く自信が無い中で成果を上げて貯金をするのは辛いことです。
借金の良いところはすぐにたまることです。
努力をしなくても賞賛されることですぐ自信になります。
しかし、借金は自分のお金ではありません。
賞賛してくれた人が、否定するようになる。
すなわち、借金を返してくれというようになれば
利子付きでいっそう自信を減らすことになります。
オンラインゲーム依存の借金
人に賞賛を得てつける自信は
借金であるという話をしました。
良い借金も存在する。
借金というと悪いものばかりではありません。
自信が全くない時に貯金をしなさいというのも辛いです。
そのときは、すこし賞賛という借金をあげて資金を作ります。
ある程度の自信があれば貯金もしやすくなります。
また、賞賛というお金は与えてもそんなに減りませんから
借金を返せといって来ない人もいます。
友人や家族にある程度賞賛を求める分には
すぐに返せと言わないで賞賛をくれるでしょう。
しかし、求めすぎると
「すこしは自分で頑張って。」と言われてしまうことがあります。
これは悪いことではなく当然です。
どんな人も賞賛だけ求められ続けて与え続けることは難しいです。
オンラインゲームはサラ金
オンラインゲームはその意味でサラ金です。
友人や家族は簡単には賞賛はくれません。
銀行だってまともな銀行はそう簡単にはお金は貸しません。
オンラインゲームはサラ金なので
どんどん金を貸します。
「〜さんさすがですね。」
「〜さん頼りにしてます。」
普段はもらえない自信です。
しかし、サラ金なので少しでも期待に添えないと
すぐに借金を返せと言って来ます。
「いつもはしてくれたじゃないですか。」
「最近は来れないんですね。」
「もう頼りにしません。」
顔が見えない分取り立ても強烈です。
その結果、負の報酬となってどんどん依存してしまう。
どうやら、サラ金には手を出さず、周りの人に少し応援してもらい
貯金を貯めて自信をつけるのが良いみたいです。
オンラインゲーム依存の借金を例にした説明でした。
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