閉所恐怖かどうかのチェックポイント
今回は閉所恐怖症についてです。
閉所恐怖症は前回の記事でも説明したように2種類あります。
各々の場合のチェックポイントについて説明します。
パニック障害と関係する閉所恐怖
一つ目はパニック障害と関係する閉所恐怖です。
パニック発作とは何か
まずパニック発作とは何かと言うことですが
簡単言うと急激に高まる不安の発作です。
不安感だけではなく自律神経の活動も
一気に高まるため様々な症状が出ます。
動悸、息切れ、めまい、最初起こしたときは死ぬかと思ってビックリします。
これが自律神経の症状です。
この症状は人間が動物だったときの危険を察知したときのアラームです。
すぐに走って逃げるためのエネルギーを作る物です。
このアラームが人間の場合は使われなくなって誤作動したのがパニック発作です。
しかし、基本的には無害な症状です。
パニック発作と閉所恐怖症
パニック発作と閉所恐怖症の関係について説明します
この誤作動のアラームのきっかけが狭いところであれば、
閉所恐怖はパニック障害と診断されます。
すなわちパニック障害と関係する閉所恐怖かどうかのチェックは
①狭いところが怖いかどうか
②狭いところが怖い原因がパニック発作が起きそうだからか
ということになります。
精神科の診断は病気かどうか決めつけることはせず
その症状で日常生活が困っているかと言うことを重視します。
そのため
③その症状があることで日常生活で困るかどうか
も必要となります。
恐怖症としての閉所恐怖
もう一つが恐怖症としての閉所恐怖です。
恐怖症とは
恐怖症とは難しい事はなく
何かが怖い、という病気です。
ヘビ恐怖症、雷恐怖症、閉所恐怖症、対象は様々です。
どのように診断するかというと詳しくは
恐怖症の記事を見て下さい。
大まかに言うとパニック障害の時と同じように
①狭いところか怖いかどうか
と
③その症状があることで日常生活で困るかどうか
を満たすことはどちらにしろ大切です。
閉所恐怖症のチェックポイントで大切なこと
自分が病気かどうか。
どうしても気になると思いますし。
このページを見た人はそれが気になって見たのかも知れません。
しかし、一番大事なのは
それが日常生活で支障を来たしているかどうかです。
自分で閉所恐怖で出来ないことを書き出してみて下さい。
治療で良くなる方は多いです。
その書き出したことが出来る様になるためにはある程度時間かけても良いかなと思うか
そんなに困ってないから別に良いかなと思うか。
そこが一番のチェックポイントとも言えます。